こんにちわ ゆうじです。

 

うちの奥さんの実家でみたBSの「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」90分SP「人間を生んだ力とは」が予想以上に面白かった。

概要をコピると、こんな感じ。

今回は「人間を生んだ力」をひも解く90分スペシャル。前半は遺伝子やホルモンが生み出す男と女の「性」の多様性や、哺乳類の胎盤や、脳の進化に「ウイルス」感染が関わっていたという驚きの事実などから生命の神秘に迫る。そして、後半は私たちの体内に秘められた多様性を「血液」「腸」「細胞」から見つめ、予測不可能な未来の危険を回避するために生み出した生命の工夫を紹介。進化の先にある未知なる世界を妄想する。

 

教科書的な、男性女性に関する遺伝子の知識が崩壊するような話でした。一般には、X遺伝子を二つ持つのが、女性で、男性は、X遺伝子を一つ、Y遺伝子を一つ持つ。自分も、これが常識と思ってました。

 

が、遺伝子の研究者から見ると、遺伝子的には、Xを余計に持っていたり、X遺伝子一つだったり、Xを三つだったり、XXYの組み合わせだったり、色んな組み合わせがあるようです。それを、性のグラデーションと呼んでいました。それでいて医師の立場でみると男性器女性器の有無で男性、女性に分けなければいけないし、場合によっては先天性の異常扱いに葛藤を感じている様子でした。

 

そこには、生を受けたものを端的にエラー扱いすることへの忌避が感じられました。

 

この番組には、LGBTとして能町みね子さんもパネラーとして出ていて、一瞬はっとした顔をされたのが印象的でした。

 

男と女がよく2元論に使われますが、コインの裏表とは違うものだと思うのですよ。

ましてや、個々の心の中には、多様なグラデーションがあるはずです。

善悪とか、そういうものもね。

 

確かに、確率的にとか実数としてどうかという点はあります。そして、2元論的に考えると単純になり解りやすいかもしれません。

でも、いろいろと見落としてしまうものがありそうです。

 

2極化の時代とか云うのもね。

実際には、多様なパターンがあるはずなのに、解りやすさから2極に定義づけ意識を向けさせる。

2極化という言葉の使われ方を見ると、プロパガンダや意識の分断に使われることが多くて、それをスピリチュアルを絡めて云われると、興ざめするんですよね。

便利な都合の良い言葉なんです。

 

 

最初に言い始めた人は、その先を見ていたはずなんですけどね。

都合よく使われそれだけを受け入れてるような...

 

ではでは、このへんで