こんにちわ ゆうじです。

 

コーチングの宮越大樹さんのYoutubeでこんなのがある。

なぜ、スピディーにプロの領域に近づけるのか【宮越大樹コーチング動画】

 

ここで、コーチングってインナーゲーム理論を背景にして生まれてるって話をしていて、

インナーゲーム理論ってのに興味を持った。

 

たぶん、通常の理解は、下記のサイトの方だと思うんだが、

http://zone-training.jp/method-innergame.html

 

インナーゲームは、1970年代にティモシー・ガルウェイというテニスコーチが考案した画期的なメンタルトレーニングメソッドです。 ... インナーゲーム理論は、本に書いてある通りに忠実に行おうとする「頭」が、本来自由な動きができる「体」を邪魔してしまうこと 

 

ウィキペディアの方で、詳細見るとこれが面白い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0

 

以下、引用です。

ガルウェイは、競技者の心中で行われるインナーゲームにおいて、二人の自分がいることを見出し、それぞれセルフ1セルフ2と命名してその性質を調べた。実際の勝負(アウターゲーム)の最中に多くの人は、心の中で自分自身のプレイに対して悪態をついている。ガルウェイは、これを「セルフ1がセルフ2を非難している」ととらえた。 

 

セルフ1
インナーゲームにおいて、すなわち心の中で、自分(セルフ2)に対して悪態をついているのがセルフ1である。セルフ1は、常にセルフ2の能力を信頼しておらず、命令を下す。そして結果に対して裁判をし、「判決」を下してセルフ2を非難をする。このようなセルフ1の働きは、セルフ2の働きを著しく妨害している。しかしセルフ1自体は何も実行することがない。セルフ1による妨害に気づいて、これを自ら非難したり、自ら阻止しようとしても、それもまた自らに対する非難であり、セルフ1に他ならないため、かえってセルフ1の勢力を増長させることになるため、きわめて厄介である。

 

セルフ2
インナーゲームにおいて、すなわち心の中で、セルフ1によって非難されている側がセルフ2である。セルフ2は無意識的あるいは潜在的な身体能力をすべて含んでおり、実際の運動機能を司っているとされる。セルフ1はつねに言語によってセルフ2に命令を下すが、実際にセルフ2が果たしている機能は常にもっと複雑であり、セルフ2はセルフ1による言語命令をうまく理解できないため、常にこの命令は不本意な結果に終わりがちである。その結果に対して、セルフ1はセルフ2をさらに非難し、次なるより厳しい命令を下す、という悪循環に陥る。

 

セルフ2は無意識的、潜在意識的な自分で、セルフ1が無意識的、潜在意識的な自分を邪魔している存在。

じゃ、どうするんだというところで、セルフ1を邪魔させないことを考えるわけです。

 

以下、つづいて引用。

セルフ1によるセルフ2への妨害を阻止する

セルフ1による妨害を阻止して、セルフ2のもつ力を最大限に引き出すことがインナーゲームにおける勝利であるとされる。意識が過去や未来、あるいは他の場所について考えているときは、つねにセルフ1が優勢となる。また動作や行動の善し悪しをいちいち判断しようとすることもセルフ1を優勢にしてしまう。すなわち、結果のフィードバックは、いかにも動作や行動の改善に有効に思えるが、過去への判決であり、インナーゲームの最中においては、セルフ1を助長するものに他ならない。悪い動作や行動について悪態をついたり、叱ったりすることだけでなく、良い動作や行動についてそれを褒めることも、セルフ1を助長するという点では同じ、ということに留意するべきである。

ガルウェイによれば、セルフ1による妨害を防ぐためには、意識を「現在、この場所で起こっている事態」に集中することが重要であるとされる。これは、善し悪しの判断をせずに、「変化する知覚要素」に注意を注ぐことでもある。したがってインナーゲームにおいて勝利を収めることは、集中力を高めるということでもある。

例えば、テニスにおいては、「飛んでくるボールの縫い目を見る」ことが効果があるという。飛んでくるボールの縫い目を見ることは非常に難しいために、今、現在のボールの状態に集中することが必要となるが、このときセルフ1は沈黙する。ガルウェイは、この状態ではセルフ2の能力が阻害されない上、ボールの動きを高い精度で知覚できるために、意識しないうちに自動的にスイングが改善されていくのを体験できる、と説く。

また別な例では、スイングの時に「自分のラケットがどこにあるかを感じる」ことも同じく有効であるとして紹介している。正しい位置にあるかどうかをチェックするのではなく、ボールを打つ時にどこにラケットがあるかを淡々と把握することがセルフ1の沈黙とセルフ2の活性化に役立つ。

またセルフ2は言語よりも感覚的なイメージに反応しやすいことを利用して、自分が望むような場面の視覚イメージを描くことがセルフ2への指示として有効であると指摘されている。

引用ここまで。

 

テニスの場合、瞬間的、瞬発的なスポーツなので、今ここの何かに集中しての対処がベストなようですが、コーチングでは一般生活にこれを当てはめて、考えてみるということなんだろうな。まあ、アドラー心理学、NLP他いろんな手法が入ってるのはもちろんだけど。

 

ブルースモーエンメソッドで考えると、今、ここの何かに極度に集中することで解釈者の声を黙らせてるとも云えるかもしれない。

 

心の声を聞く。という所は、ヒプノと変わらない。

そして、擬人化という所も。

 

内なる声の切り分けはどうだろうか?ガイドという存在として扱わないところもそうだろうな。

アルケミカルヒプノの場合、内なる声を切り分ける手順や手法があり、本当の自分の声が外部の存在に汚染されている可能性を疑い

本当の自分の声を見極めるということも行うところがすごいと思う所であり、困難さを感じるところでもある。

 

コーチングをやってる人からみたら、ガイドとかそういう存在は考えの外なのかな?

クライアントの真なる自分の声を探るのは、同じだと思うけど。

NLP含め、いろんな手法があるのだろう。

アルケミカルヒプノでは、エリクソンが未来世を発見したと云ってたりするんだけど、コーチングで未来の自分と

ポジションチェンジして、どうなのか確認する手法は、アルケミカルヒプノでいうところのメンタルリハーサルだよな。

 

やっぱりエリクソンすげー(笑)

 

今日はこの辺で