今日は朝から弁護士としての仕事をしてきました。

話し合いで解決したい方々のお手伝いをする仕事です。


この仕事を始めてからは、お陰様で通算15年を超えました(間に産休育休がありました)。

就任のきっかけは、知らないうちに、わたしの所属する弁護士会が推薦してくれていたことです。


ちなみに、同じように約20年続けている大学で憲法を教える仕事も、わたしが知らないところで叔父が推薦してくれていました。


2つとも、喜びと感謝の気持ちを持って続けられています。


どちらも自分から手を挙げたわけではありませんが、振り返ってみると、この道に進むことを示していたかのような出来事が大学時代に2つありました。


1つ目は、大学2年のときのこと。


実は、わたしは入学してすぐ、弁護士にも法律にも向いていない自分に気づき、転部を相談して母と大喧嘩になりました。


ところが2年に進級したとき、弁護士になった大学の先輩の話を聞く機会があり、「こういう仕事なら、わたしでも弁護士になれるかもしれないし、なりたいな」と思ったのです。

それは次のような話でした。



AとBが1個のミカン🍊を争っている。

どちらも、このミカンがどうしても必要だと言って譲らない。


ところが、Cが現れて2人の話をよくよく聞いてみると…


A「ミカンの実でジュースを作りたい」

B「ミカンの皮でジャムを作りたい」


A びっくり

B びっくり


そして、AとBは仲良く実と皮を分け合うことができたんだ。

このCの役割ができるのが、弁護士だよ。




…まさに今日取り組んだのが、このCのような仕事です。



2つ目は大学4年のときです。


先ほどの話に励まされ、わたしは入学前の目標だった弁護士を目指して、好きにはなれない法律をがんばって(汗)学んでいました。

3年のときに全員ゼミに入るのですが、司法試験に有利だと噂のあった民法のゼミに受験仲間と一緒に入りました。


ところが…。

わたしはゼミの内容に「全く」興味が持てず、ゼミに出ること自体も耐えられないくらい辛くなり、1人だけ辞めてしまいました。

理由は、あの頃は言語化できませんでしたが、今ならわかります。

わたしが好きなのは「人生の話」で、「生活の話」は好きではないのです。

そして民法で扱う問題は、お金の貸し借りとか、土地が二重に売られたときの決着のつけ方とかいう「生活の話」なのです。。



わたしだけ4年生で新しくゼミに入り直さなければなりませんでした。

そんなとき、深く考えずに1人で受けた「比較憲法論」という日本と外国の憲法を比較する講義で、先生の理路整然としたお話に感動しました。


それで、「憲法」が好きというより先生の頭の良さのファンになり、4年生で、その先生の「憲法」のゼミに入りました。


先生の専門がフランスの憲法との比較だったせいか、ゼミで話される内容も「生活」よりも「歴史」や「政治」に近く楽しくて、その後気がつけば、憲法が一番好きな科目になりました。



こうして振り返ってみると、わたしの人生が、目に見えない何かに導かれていたような気がします。



人生ってホントに不思議ですね💐



ギベコ


追伸

わたしの受験時代の葛藤は先日発行した「This is Meメソッド電子書籍」に詳しく書いています(ミカンの話は、浪人を重ねるうちに忘れていたのですが…)。

ピンと来たという方は、手に取っていただけると嬉しいです💐