発酵食品を作ったり、無添加の料理に拘ったりしていると、最近なんでか、宗教っぽい誘いを受ける。
いや。厳密に言えば誘われてはいない。
それぞれが信仰しているらしい宗教の冊子やら、なにやらいいこと書いてある切り抜きやらを見せられる。
例えば、ごく最近、近しい人では親戚の叔母や弟の嫁だ。
でもだからといってその配偶者や子もそうではない。
宗教と聞くと反射的に怪しいとか、大丈夫か?とか考えてしまうけれど、叔母や義妹の苦労を思えば、そういったものに救われたことは想像がついた。
義妹は特に気合いが入っていて(?)、去年までは焼肉を一緒に食べていたのに、今年になってビーガンになっている。
オカンは、嫁に置いていかれた冊子を私に見せて、なんだかキリスト教みたいなのに入ってるみたいなんだけど…と怪訝な顔で私に見せてきたが、あの弟の嫁なんだから、苦労するのは当たり前。あんたも息子にケンケン言ってないで、腹が立ったらその本でも読んで落ち着け。という意味だろ、と言うと、そういうことか。と笑っていた。
叔母も義妹も、宗教を信じているせいか、常に落ち着いていて、ニコニコしていて、親切で優しい。人間ができているなあと私は思い、好きである。
どちらの本やら切り抜きやらも、たいへん素晴らしいことが書かれていたし、彼女らがその教えの中に、人間のあるべき姿、宮台先生のいう人間のロールモデル(宮台先生にとってはキリスト)を見出すのなら、私は存分に納得できるのだった。
でも私はそれらの宗教に入信したいと思うほどの傷も、苦労も負っていないのだろう。
しかも煩悩もまだまだデカいので、時折無性にマックのえびフィレオとか、ローソンのからあげクンとか、焼きそば弁当とか食いたくなって、実際食うし、ガラナとかファンタとか、炭酸飲料が大好きで、でも糖尿が怖いから、あまり飲まないようには気をつけている。
でも私にも人間のモデルケースはいる。
それは、最近は藤井隆さんである。
https://youtube.com/shorts/1z8ssBcracg?si=bngbCdVyWFb4jJpV
最近ではテレビも見ないし、そもそもそんなに露出もしていらっしゃらないので、YouTubeで過去の番組を見るだけだが、見れば見るほどこの方の人間力には脱帽するのだ。
腰が低く、正直。
しかし、人を傷付けない程度に面白く、でもどこか突き抜けている。
観察力があり、忖度しない。
ちょっと元気がないとき(あまりないけど)見ると、これだ、私の理想のニンゲンはこの人だよ!と内面から湧き上がるものを感じる。
私にとっての崇拝対象は山で、人間のロールモデル(キリスト的立ち位置)は、藤井さんだ。
山はすべてを内包し、包摂し、善悪を持たず、矛盾だらけの自然のありようを教えてくれる。
しかし藤井さんは社会がなくては生きられない文明人としての人間の在り方を教えてくれている、と勝手に思っている。
しかもその根底に善をたずさえながら、少しの毒で私を笑わせてくれるという卓越した技術で。
