虚しいランチ | 想像と創造の毎日

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写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

  おかんの用事の付き添いのあとに行ったレストランのランチがまずかった。

  Googleマップの評価が良くて、見た目もオシャレなのに安価だったという理由で自分で選んだ。


  お客さんはマダムしかいなくて、男の人はまったくいない。

  みんな運ばれてきたものの品数の多さに嬉しそうな声を上げていた。


  メインの料理を頼むと、自動的に小さな3つのグラスに入った飲み物と7品ぐらいのお惣菜とデザートが付いてくる。


  確かに見た目は良い。なんとなく得した気分にもなる。

 

  だけど案の定、冷凍食品っぽい味の物が多く、メインですら手作りではなさそうだ。


  そりゃそうだろう。この価格で全部手作りだったら採算が合わなすぎる。

  

  なのに見た目と評価で選んだ自分が腹立たしい。

  貴重な外食の一回を自分の見る目のなさで残念なものにしてしまった。


  やっぱり蕎麦にすれば良かった。  

  ラーメンでもいい。


  それにしても、オシャレランチに私は何度騙されれば気が済むのだろう。


  いや、そうじゃない。

  レストラン側からしてみれば、なるべく安く、しかし日常とは違った豪華さが演出されたものを求める大衆の欲求に応えたに過ぎない。


  大概のマダムがランチに求めるのは、品質よりもオシャレそうなお店でオシャレそうなお料理を囲みながら、友達と他愛ない会話を楽しむことだ。


  私みたいなおっさんおばさんのように、一杯の中にある出汁の奥ゆかさや、麺との相性などをいちいち頭で分析しつつ、無言で食い散らかし、食ったらそそくさと店を出ていくマダムなんていやしない。


  そんなに味にうるさくないオカンですら、残した。

  私が選んだお店だからまずいとは言わなかったが、私は少し申し訳ない気持ちになった。


  新しいお店に挑戦するのは、これだから嫌なんだ。  

  息子が彼女に言ったという言葉を自分も無意識に吐き出していて、愕然とする。



  帰って晩御飯の支度をした。

  通常自分がそれなりに頑張ったときにしか、記事に上げないが、正直に載せるとほとんどがこんなもんだ。


  茹でたラーメンに冷やし中華のタレをぶっかけて、最近なんでかついつい買ってしまうからしマヨのデカいカニカマとゆで卵とぬか漬けを切ることもせずに載っける。


  師匠がくれたしいたけは、ホイルで包んで酒と塩を振って焼く。


  作ったと言えるのは、豚ミミを茹でてスライスして、めかぶに和えたものだけ。

  タレは出汁を取って、自家製梅酢等を混ぜる。


  ぴー様がいつものようにぴーぴーと私の食べ物を催促してくるから、サクランボをあげたのだが、一口だけ食べて、ラーメンの皿に近付いてきた。

 

  この子は、やたらと炭水化物が好きだ。

  私が目を離した隙にご飯と麺に食らいついている。

  

  なんでだ。

  外にいる鳥たちは、サクランボとかイチゴとか、めちゃくちゃ好きなのに。


  あまり良くないからご飯の時はゲージの扉を閉めてもいたのだが、あまりにも出せ!出せ!とうるなくなるから、ご飯を食べにくくなり、ついつい扉を開けてしまう。


  2、3粒のご飯とか1cmぐらいの麺を与えて、あとは無視する。


  すると、今度は私の目の前まで来たり、肩に乗っかって、歌を歌い出してくる。

  

  芸をするから、それ、よこせ!という意味で、口元に近づいてくるのだろう。


  オレに、見た目はカンケーねー!

  可愛いビジュのサクランボとかイチゴとか、そして健康とか。オレはそういうの、いらんから、とにかく、飯をくれ!


  飼い主に似やがった。


⬆️一口食べて、このあとサクランボをぶん投げたぴー様😭