なんだか最近、みんな雰囲気悪くない?
それとなく、仲の良い後輩に尋ねてみた。
もうずっと、悪いっすよ。
と、後輩は言い、どうやらまた、みーちゃんが悪者になってるみたいだ。
私が山やら釣りやらに夢中になってて、そういえば、こないだみーちゃんに愚痴を聞いて欲しいと言われてたことを全然、忘れていたのだった。
私も苦手なみーちゃんと相性の悪い人がいて、その人は後輩たちを丸め込むのが上手い。
彼女は、みーちゃんと違って、後輩たちのどうでもいい話をうんうん。とよく聞くし、後輩たちの都合の悪いことも見て見ぬふりをする。
でもそういうことの積み重ねで、私みたいな正職ではない者たちは、困り果てることが多々あって、責任感あるみーちゃんが再びこの地に(?)帰還した暁には、たいそう安心したものだ。
みーちゃんは、確かに厳しい。
けど、私からしたら、みーちゃんみたいな人がいてくれないと、仕事が上手く回らなくて困る。
私には権限がないから、勝手に決めたり、知ることができないことが多いからだ。
みーちゃんは、さりげなく気付かれないようにみんなのカバーをする。
そのことを後輩たちは分かってなくて、みーちゃんのことを疎ましく思う人も多い。
みーちゃんは、いちいち私がこうしてあげたからとか、恩着せがましいことを言わない。しかし、頭の回転が速すぎ、行動に若干落ち着きがなく、主語が欠けるため、そうでない人にとっては、何を言われているのか、分からない人も多いのだろう。
いいかい?私は天才だから(( ᐛ ))、あんたの言うことは言葉足らずでもわかる。そんでまあ友達だから、わからんかったら、は?それわからん。と言うこともできる。
でも、後輩は、あんたが上司ってだけで、怖気付く。仕事ができてないのにプライドだけは高い同僚ならば、目の上のたんごぶで、反発するしかない。
そう私が前に言ったこともあるのだろう。
今日、どうなのか?と尋ねてみたら、なんだかすっかり自信をなくしていた。
自分のせいで、みんなが辞めていく。
みんな、彼女の味方になる。と。
辞めるのは、その人が辞めたいからだ。と私は思う。
人のせいにしてばっかりだから、居られなくなるんだ。
あんたがどれだけ、縁の下の力持ちであるのか、私にはわかってる。
でも、みんなはわからないよ。
彼女が被害者だって、みんな思ってる。
そうなのだ。彼女は、いかに被害者ぶるのが上手いのか、私にもよくわかる。
私も彼女とプライベートで話すのは楽しいときもあるし、彼女の言い草に丸め込まれそうになったときもある。
でもそもそも、みーちゃんの彼女が捉えている世界には大きく隔たりがある。
みーちゃんの目的はもっと抽象度が高い。
みんな自分が楽をできる人につく。
もちろん、それぞれのキャパの違い、仕事への姿勢の違いもある。
だけど、私たちの仕事では、自分の利益よりも、利用者の利益を優先すべきだ。それは、社会で生きている以上、仕方のないことだ。
それでも、みーちゃんはみんなをできるだけ休ませようとしたり、仕事がしやすいようにみんなの嫌がる仕事を率先してやる。
だけどそれ自体を彼女はウザく思い、システムを自分たちの都合のいいように変えようとする。
仕事に熱のない人は、そこに同意するのは当然だ。
自分がやってきて悪かったと思うことをあんたは私に話してくれた。彼女だけじゃない。自分もこういう所が悪いって、言ってたじゃない。そういうふうにいろいろ考えた上で、それでも優先させるべきことを毅然とやるのが、あんただよ。
後輩たちもいつかわかる。
今はわからなくてもいつかわかる。
そうかな。わからないよ。
わからないって、思う時点であんたも後輩を信じてない。
人は可哀想だと思う人の味方になる。
感情が揺さぶられると、バカになる。
大丈夫。
少なくとも私から見たあんたは、間違ってない。
子供達をどう育てたい?って聞いたとき、あんたは自分の頭で考えられる子になって欲しい。と言った。
素晴らしいと思ったよ。
そこから考えよう。
私はプライベートでは、あんたの全面的な味方だけど、仕事では子供たちの味方だ。
私がそこをぶれる時、まっすぐに注意してくれるみーちゃんが私は好きである。
美しいな。かっこいいな。と思う。
後輩たちのくだらない話は私が聞く。
後輩たちが、あんたを悪者にするなら、私が私たちがどれだけあんたに助けられてきたか、ちゃんと言葉にして伝えてやる。
私は、ご存知の通り、あんたより、言語変換が得意だ。(みーちゃんは、数字とか図形のパズルが得意だが、前に言葉を繋げるカードゲームをやったとき、まったくできなくてグレていた。)
だからみーちゃんは、みーちゃんの思うがまま、行きなされ。
あなたは決して、ひとりじゃない。
