外は目眩がしそうな暑さだ。
しかし、通勤は徒歩である。
たかが往復20分早歩きするだけだ。
しかしこの20分で、1日の歩数を2000歩も稼げる。
距離にして1.4km、消費カロリーは約60kcal。
だいたいゆで卵1個(50g)65kcal、ご飯40g64kcal分である。
片道10分ぐらいだと、気温30度で早歩きしてもさほど汗は吹き出してこない。やはり、連続15分ぐらいが境目なのか。
しかし、 下半身のトレーニング(主にスクワットなど)は、短時間で汗が吹き出る。
真夏になるとヒグマは、日中に行動しなくなる。
毛が黒いから、晴れた日は暑いのだろう。
早朝や涼しくなった夕方に活動し始める。
職場は全面クーラーが設置された。
なので、みんな昼間も懸命に働くことができる。否、働かざるを得ない。
ヒグマのように足るを知らない人間は、余剰を作るためにエネルギーを消費する。
猛暑の季節ぐらい、クーラーを付けずに森の日陰でゆったりとみんな昼寝をしていた方が、無駄に腹も空かないし、環境に良い気がする。
夏はやっぱり、そんなに食べ物はいらないんじゃないか。
事実、こんな食生活でも痩せはするが、冬に肥えた分を一ヶ月強でなんなく減らせるのだ。
街を歩くキツネもエゾシカもエゾリスも、夏はみんなほっそりしているがそれは、単に涼しい夏毛に変わっただけではないだろう。
夏に緑の草を食べる牛が出す牛乳は、栄養が凝縮された干し草を食べる冬よりもずっと脂肪分が少ない。
暑いことは、さほど摂取エネルギーを必要としないからだろう。
昔の人は、秋に新米が採れるが、その直前の夏はご飯にあまりありつけなかったのではないか。もちろん、貯蔵していた芋類もその頃には尽きているだろう。
なのでこの体も、本来、夏に炭水化物を必要としない気がする。
しかし筋肉は落とせないので、トレーニングした分のタンパク質は補給する。
タンパク質が補給されないと、脂肪は飢餓のための最後の栄養分なので、肉体は筋肉から消費し始める。
タンパク質よりも脂肪の方がカロリーが高い。
冬は脂肪を摂取した方が良いだろうが、夏はさほど必要がないと思う。
水分は、普段は食事で充分だが、汗をかく機会が多い時は、30分に100mlのタイミングでとる。
長く時間が空くと、身体は水分を溜め込もうとして浮腫む。
太陽は毎日、30分程度は、浴びた方がいいだろう。その際、日焼け止めを塗らず、なるべく肌を隠さない方が良い。
ビタミンDは、唯一、体内で生成できるビタミン類であり、免疫機能を高める効果がある。さらにカルシウムの吸収を促すため、骨格の健康を維持することができる。
あまり食べないから便通が悪くなると思っていたが、いやいやどうして。食べる量が少なくても、夏野菜の食物繊維の摂取量の多さからなのか、毎日、形が良く、水に浮く軽い便が適量出る。
本当に食べたいものはなんなのか。
お菓子やケーキ、ジュース、揚げ物も本当は大好きだが、お腹が本当に空いているのかい?と自分に問いかけると、そうでもないときがある。
本当にお腹が空いていたら、野菜も魚もものすごく美味しくて、他のものはいらなくなるのだ。
…今の所は。
しかし、秋になるとわからない。
冬になるともっと自信がない、
食欲に火がついて、料理が楽しくなり、見境なく食べてしまえるのである。