遥か | 想像と創造の毎日
もうそこには、海がなかった
波は消え去り、微かに氷が軋む音がする
彼らは自由に国境を越える
すべての記憶を取り込みながら
自在に形を変えていく
遥かな風景
形作る妄想
粒は揺れて
波にもなる
どこを見る
意識で止め
私はそれを
それという
自由で
自在な現象を
固定して
自ら囲まれに行く
そうじゃないと
私は私になれない
生きる、生きていることの他に何が必要なの?
と問い掛けないで
無意味から意味を作り出す
すべてを記憶する水を
弾き続ける油っぽい臓器
何度も何度も忘れて
同じように反応した
退屈な永遠を切り離し
残り時間を数えて
ただ感情を味わっているんだから

