やっと涼しくなった。
火遊びには、最高の気温だ。
上着が必要な肌寒さと、ほどよい風。
熾火がパチパチと音を立てると心が鎮まる。
常に火を見張っていなくてはならないし、次々に炭をおこさなくてはならない。
漬けていた梅漬けを思い出した。
干していないけど、充分に美味しい。
ついでに庭の大葉に塩を振っておく。
もう外で晩御飯を済ませることにした。
おにぎりにするには、少しご飯が柔らかかったので、大葉と梅漬けでそのまま食べた。
いつのまにか、セミの鳴き声から、キリギリスの鳴き声に変わっていた。
夏はいつも一瞬で通り過ぎる。
ここでは、一年の半分が冬だ。
厳しく長い冬のおかげで、夏は私の中で価値を高める。
いつまでもキラキラと輝き、憧れ続けていられる。






