感じる瞬間
寂しさは背中合わせに
張り付いてくる
それは手離したくないと
切望する気持ちが
いつかは消えゆく儚さに
支えられているからだった
それでも
大好きな気持ちと
寂しい気持ちが
心に形を作ると
それは色と温度を伴って
胸に湧き上がってくる
寂しさは生きている証だった
虚しさという密度の濃い
混沌とした闇が
自分の不確かさを知らしめる
しかし寂しさは
規則正しい配列をもった
自分に確かさをもたらす
自分という物質の結晶だった
自分には
何かを求める力があることを
寂しさがいつも教えてくれている
