心が奪われる美しいものは時に怖い身体にすっぽりと収まっていたはずの心が不意に私の元を離れてもう二度と戻らないような錯覚に陥るからだ何かをひどく好きになるそれは私を私たらしめていたものが一気に崩されていくような恐怖を同時に もたらしたそれでも私は何度も何度も好きになる人を風景を自分以外の何かを決して私の元に留め続けることができないという悲しみを背負い私という孤独でしか感じられない愛おしさを抱きしめるように