元凶は、ここである。
手軽に空腹を満たせるものほど、エネルギーの供給量が高い。
つまり。
太ったのだ。
電池切れをいいことに体重計に乗らなかったのだが、久々に測ってみたら、ありえない数値を叩き出したのである。
今は、戦時中である(と仮定する)。
街は今、崩壊している。
食べ物を手に入れられるのは、海(釣り)と山(師匠の家庭菜園)と街に焼け残ったただ一軒の小さなスーパーだけだ(元から近場にはスーパーは一軒しかない)。
戦地(海)へ行くための訓練をする(YouTubeでダイエットのダンス)。
いつ赤紙(鮏が釣れてるという知らせ)が来るかわからないからだ。
母さん。
そろそろ、甘い物が食べたいです。
ケーキやアイスクリーム。
クッキーやプリン。
あんなに好きな時に好きなだけ食べられた日々が懐かしいです。
けれど。
山(だから師匠の家庭菜園)で取ったトマトの実は、まるでリンゴのようでした。
母さんが炊いてくれた(砂糖を半量にして自分で炊いた)黒豆は、お菓子のような甘さでした。
タンパク質は、肉体改造のために重要だ。
これは、ゲームだ。
なんだか寂しくなったときは、自分で自分を愛する力が足りなくなったと認識する。
浮き輪のようなウエストをひたすら捻り続けると、うっすらと表面には縦線が入ってきた。
なんだかモヤモヤとする気持ちが湧き上がってきたのなら、ひたすら動け!と理性が命令する。
この前、鮭をバラしてしまったのは、一重に私の筋力と精神力が劣っているからだ。
太ったことはある意味、ラッキーなのである。
新しい遊びに夢中になれるからだ。
とりあえず。
1.5キロ減らした。
美しい戦士への道はまだ、遠い。



