臆病さが羽根を作ったのか
羽根があるから臆病なままなのか
キミだ
自分のことすら
自分の目では
確認できない私だ
水鏡に映る自分は
決して自分そのものではなく
光の加減と
風の具合で
いくらでも色と形を変えられてしまう
だから求める
私を確認させてくれる
キミを
キミの言葉の抑揚で
流れる血は圧力を変える
目で拾う文字と
耳を震わせる周波数が
血の一瞬を震わせ
心臓に集まる
私のことを臆病だと
キミは言うけれど
私を臆病にさせるのを
前に向かせるのも
結局はキミなんだ
自分なんて
どこにもいない
自分らしさを求めるほどに
キミの存在が不可欠なことを
思い知らされるだけだった
それはひどくひどく
悔しいけれど
