自分の親とか、職場の年配の方たちが、コロナで過剰に敏感になるのは、加齢で自分の体力に自信がないためで、若い子たちが連休になると、旅行に出掛ける話をしていると、眉をひそめることはある意味、仕方がないとは思ってもいる。
おばさんが、風邪気味で職場で咳をしていて、前は他の職員が咳をしているのに会議に出席していたことにひどく怒っていたのに、自分の場合は早めに薬を飲んでいたから大丈夫だと言う。
しかも、抗生物質も飲んでいると。
いやいやいや。
その知識。間違っていますけど!!
病院事務をしていた私は、その変なプライドみたいなもので、おばさんの無知さを正そうという正義感に燃えてしまうのであった。
風邪はそもそも、薬では治りません!
風邪を治すのは、薬ではなく、ヒトの免疫です。
薬は風邪の症状を緩和するために処方されるものであり、そんなに辛くない時に予防的に服用することはむしろ、副作用の危険性の方が大きいのです。
そして、抗生物質は、風邪を引き起こすウイルスにはほぼ効きません!
そう力説しても、おばさんはまったく耳を傾けず、ふーん。と聞き流して、どこかに去っていったのだが。
コノヤロー!
まったく。自分はよくて、人はダメなんだから!
と、心で怒りながら、自分の親にも何回もそれを言っても一向に理解しないことを思い出しては、諦めるのだった。
風邪を引き起こすウイルスはとても種類が多いため、抗体が作られても次々に新しく感染するので、風邪は何度もひく。
ウイルスはその特性により、特効薬はとても少なく、開発段階であるものが多い。
一方、細菌と真菌は、抗菌薬や抗生物質、抗真菌薬がある。
私が医療事務をしていた病院では、当時、行った検査や出された種類の薬で判断し、事務が病名をつけてレセプトを作っていた。
本来は、もちろん医者がつけなくてはならないのだが、風邪に関しては、だいたいが決まった検査と薬なので、いちいち医師がカルテに病名は書かなかったのである。
咳を鎮めたり、痰を切る風邪薬が出たら、上気道炎とつけ、抗生物質が出たら、気管支炎とつけた。
薬と検査が病名に見合っていなければ、レセプトは返納され、病院に保険が下りないのである。
しかし実際には、医師は、発熱したときに抗生物質を出していたのだ。
実際に気管支炎の症状がなくても、万が一、風邪による体力低下で、細菌による気管支や肺に炎症が起きるかもしれないので、予防的な意味合いを含んでいる。
実は、患者さんの中には、風邪を引くとすぐに抗生物質を要求される方が多く、医師としても、必ずしもその後、細菌に感染しないとは言いきれない面もあり、効果はないとわかっていても、出さざるを得ないのだ。
しかし、抗生物質の乱用は、耐性をもった細菌を作り出すという負の側面がある。
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌というものがそれで、普段はそれほど悪さをしない細菌だったはずの黄色ブドウ球菌が、ヒトが中途半端に抗生物質メスチリンを乱用し、殺されずに耐えたことで、耐性を得た細菌である。
風邪はそもそも自分の免疫によってウイルスを退治することが前提である。
しかし病院にとっては、診療と投薬でお金が儲かるため、風邪の軽症の患者さんはいいお客さんでもあるのだ。
けれども、抗生物質の乱用で、本当に救われなくてはならない患者さんを救うことができなくなっていることも現状である。
実際、近所の小児科専門の診療所では、インフルエンザの検査をしなかった。
小児科にはマルメと呼ばれる包括の方式で診療計算を行うという選択肢がある。
小児は重大な病気で病院にかかる人は少ないため、検査もあまり行えず、初診料や再診料ぐらいでは点数が稼げないから、どんな治療をしても一括である程度の報酬を得られるようにと儲けられた制度だ。
診療だけでも高い報酬が得られる代わりに、どんな高い検査をしても、その料金は徴収することができない。
だから、その診療所は、インフルエンザの検査を頻繁に行うと、その検査料の高さから損をするのである。
その理由を医師に尋ねると、そもそもインフルエンザは昔からあるし、風邪の一種なので、普通に寝て、水分を取るだけでいい。無理やり、ご飯も食べなくていい。ご飯なんて、2、3日食べなくても死なない。消化することも体力を奪うからだ。と言っていた。
解熱剤も本当に辛そうな時にだけ投与しなさい。
熱を出すことは本来は免疫がウイルスと戦っていることなので、無理に下げることは長引く原因になるとも言った。
ウイルス性の胃腸炎も同様で、なるべく何も食べずにとにかく脱水症に気をつける。
吐き止めも、下痢止めも必要がない。
身体はウイルスを排除したいために、嘔吐させたり、下痢を引き起こすのだから、それを薬で無理に止めてはいけないと言われた。
お腹がどうしてもすくときには、無果汁のゼリーにして、症状が治まったら、消化のいいものから始めなさい。
と、まあ。
いろいろ説明したいことはあるが、とんでもなく、いつも以上に長くなってしまったので、もうやめる。
萬田緑平@ryokuhei
風邪の専門家はいるけど少ないだろう。風邪を解明しても医学界では偉くも有名にもなれない。医学研究で人気のあるのはやはり死に至る難病の解明、治療だ。呼吸器、公衆衛生、感染症などの研究者にとって今年は大チャンス。「ただの風邪」では困る。「殺人ウイルス」であって欲しいバイアスが働く。
2020年07月23日 22:47
あいひん@BABYLONBU5TER
「私たちの精神性はグローバル化によって乱暴に攻撃を受けています」と訴え、「新型コロナウイルスは為政者にとって、国民を今後コントロールしやすくする危険な道具だ」と映画の宣伝をしないで、ちゃっかり本当のことをバラすエミール・クストリッ… https://t.co/I5zVf2V5LG
2020年07月23日 20:06
つまり、知識が正確に伝わっていないことで、不安や恐怖だけが増殖していくのは耐えられない。
思い込みというものは、なかなか自覚できないものである。
しかし、薬があれば安心。という迷信を私はことあるごとに指摘し続けるだろう。
だけど、全然、伝わらないのである!
自分の身近な人達にでさえ。
無力だ。無意味だ。
いや。伝える方法が間違っているのか。
これも間違った正義感なのだろうか?と自問自答しながら、今日も言い続ける。
実は、風邪こそが、不治の病である!
(新型)コロナが怖いのは、その症状というよりも(実際に私の身の回りでは、風邪をひいて、発熱しても通院を断られる人が多い。もちろん、症状が弱ければ自宅療養でいいと思うのだが、肺炎と診断され、PCR検査をされることを恐れて、辛くても通院しない人もいるのではないかと危惧する。そして命を落として、コロナだと診断されればそれも死亡者数に含まれるだろう。適切な治療を世論が受けさせない空気にしているように見える。)コロナに感染したことによる、人々からの偏見の目だ。
少なくとも、私は。



