敗 者 | 想像と創造の毎日

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写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

息子に男らしくなんて
一度も言わなかったのは
自分が女らしさを求められることを
憎んでいたからかもしれません。

受容と色気と謙虚さが
男を惹き付けるんだと。
それは
ずるさではなく
賢さなんだと。
年上の魅力的なおねえさんが大昔
言っていました。
あからさまな計算を
女は見抜いて嫉妬するけど
男は自分に真っ直ぐに
向けられる賛辞には
そこにある計算を
疑う余地なんてないのよ。

そうだろうかと思います。
男に対する
計算とは何かと考えると
自分に何らかの利益をもたらすために
その男が行動するように
コントロールすることじゃないか。
そこに不純さや違和感を感じる。
と言うと
おねえさんは蔑むように
私を見ました。

単純な男が
最高の男なんじゃない。
計算かどうかいちいち疑う男といて
女として幸せになれると思うの?

単純さが男らしさで、
計算高さが女らしさなら、
おねえさん。
私はそれをやっぱり今も
憎んでいるよ。
だって、
女としてや男としての幸せは
奪って奪われることにあるんだもん。
そこには虚しさしか残らないじゃないか。

女らしさと男らしさを磨くよりももっと
大事なことがある気がしました。
それも大事かもしれないけど、
そこが軸にはならなかったんです。

それで息子がいつも
恋愛の敗者に
なってしまうんだとしても。