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想像と創造の毎日

写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

息子の中学校からの友人の
Yくんは、個性が強くて
お笑いのセンスが素晴らしいのです。

しかし一方で、
人の気持ちに鈍感な部分があり、
自分勝手に振る舞うことがあります。

二人は小学生の頃から
一緒にいますので、
お互いのいいところも悪いところも
理解していて、ずっと
気の合う友人同士でした。

お互い同じ高校に進学し、
クラスも一緒になったのですが、
どうやら彼の人懐っこいながらも
どこかアクの強い性格は
新しいクラスメイトたちには
空気を読めないというように
解釈されているらしく、
先日、息子と何人かの
新しい高校の友人たちを
車で送迎しているときの会話では、
Yくんの悪口が
繰り広げられていました。

息子はYくんよりも、
正直、今は新しい友人たちに
夢中です。

息子はその悪口を聞きながら、
否定するわけでも、
同意するわけでもなく、
さりげなく話題を変えて、
その場を乗り切っていたのですが、
そのあとYくんは、
クラスメイトたちに
受け入れられるようになったのか
私は密かに気になっていたのです。

昨日、クラスの話題に
なりましたので、
さりげなく…など聞ける
私ではありませんから、
ストレートに聞きました。

「Yは、まだ嫌われてんのか?
   あんときの口調の感じだと、
   ほっといたらいじめになったり
   することもあるんじゃないかって
   心配してんだけど。」

すると息子は、
「最近はそうでもないよ。」
と答えました。

「Yはさ。周りがなんの話してるのかとか
    関係なく、突然人の輪に入っていって、
    嫌がられてるのにも気付かないで、
    自分の話ばっかりしちゃうんだよな。」

「まあ、話してる内容は
    悪口とかじゃないんだから、
    人の輪に入っていきたい
    気持ちはわかってやって欲しいよな。
    おまえも同中なんだからさ、
    そのへん、なんとかフォロー
    してやれないの?」

「フォローまではしないけど。
    アイツが嫌がられてる空気になったら
    オレ、こう言うことにしたんだよ。   
    『この子。こういう子なんですぅ~
        いっつも、すみませ~ん』
     みんなそれで笑って終わる。」

私はその息子のおばさん口調が
おかしくて、
でも我が息子ながら、
なかなかやりおるな。と
感心しました。

集団というものは、
ひとりが誰かを嫌いだと言うと、
同じように不快な感情を
持っている人はもちろんのこと、
そうでもなかった人たちにまで、
嫌悪の感情が増幅してしまい、
その対象を無意識だとしても
排除しようとする
空気になってしまいます。

何が悪いかということよりも、
ただ嫌いだ!という
感情の共有で繋がりを
強めたりもしてしまいます。

しかし、嫌なことをされたのならば、
それはしている人と
された人の問題であって
本来そこに部外者は
立ち入るべきではない。

初めは些細なことでも、
負の感情のスピードは
事実の確認を超えて、
すぐに感染を拡大させてしまいます。

悪いとか、いいとかではなくて、
こういう子だから、
認めてあげて欲しい。
それを自ら道化になることで、
どちらも傷つけないように
振る舞う。
これは簡単なようで、
なかなか高度な
コミュケーション技術だと
思ったんです。
しかも、
自分のキャラを理解していなければ、
笑いに変換することも
不可能ですし、
何より、Yくん自身に
息子の好意と信頼が伝わっていなければ、
バカにされてると
Yくんに捉えられる
危険性も孕んでいるのです。