私には何もないの
命を燃やすものが
欲しいものなんて
何もないけど
死んでもいいって
思えるぐらいのもの
見つけたかったな
だからきっと
そういうものを持ってる人に
触れていたくなるのね
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主人公の沼越幸は、
高校時代に両親を事故で亡くし、
叔父の家で養われていた。
卒業後に上京し、
居酒屋チェーン店で
正社員として働きながら、
一人で暮らすためのマンションを
購入することだけを夢見て、
不動産屋に通いつめます。
節約のために古いアパートに住み、
テレビも置くこともなく、
いつもマンションのことばかり
考えています。
しかし彼女は、
持ち物の少なさから、
様々な不動産屋に
邪険にされたりもするけれど、
決して諦めることなく、
休日にはたくさんの
不動産屋を巡りました。
彼女はある不動産屋で、
デベロッパーの伊達さんに
出会います。
彼は一見無愛想で融通の利かない
合理的主義者に見えます。
けれども、
彼女がマンション購入のために
本気で奔走する姿に胸を打たれ、
自分の利益のことも忘れて、
彼女が望む物件を
一緒に探すようになります。
地味で、喜怒哀楽をあまり表現せず、
大人しい彼女が、
本当に欲しいもののために
ひたむきになる姿は
徐々に彼女の周りの人の
心を動かしていきます。
作品中には
彼女だけでなく、
様々な背景で
一人で生きている女達の生活が
淡々と描かれていて、
目に見える持ち物が
たくさんあったとしても、
それが必ずしも幸せではないのだと
思いました。
伊達さんの不動産屋で働く
要理子は彼女が居酒屋で
一生懸命に働く姿を見てから、
彼女と仲良くなります。
お金を使わない彼女と
一緒にいつも遊ぶわけではないけれど、
彼女の理解者として、
いつも温かい目で
寄り添っていました。
幸はマンションを購入した後も
様々なことにお金がかかることに
心を痛めます。
身の丈に合わない買い物を
してしまったんじゃないかと
将来に不安になったりもします。
けれども彼女はこう言います。
「でもお家を見ると
幸せな気持ちになるから…
これからもっと
金銭的には大変なことが
あるかもしれないけど、
そんなときは思い出そうと
思うんです。
この幸せな気持ちをありがとうって…
こんな嬉しい気持ちをありがとうって、
そういう気持ちを。」
人が好きなもののために
ひたむきになる姿は、
とても美しい。
それは他人にとっては
価値がなかったり、
くだらなかったりも
するのかもしれない。
だけどみんなそのときそのときを
迷ったり、
苦しくなったり、
虚しくなったりして、
生きています。
間違ったり、後悔したりを
繰り返しても、
幸せになりたい気持ちは
誰だって同じです。
だから他人の好きを邪魔する人を
きっと私は
とても不快に思ってしまうのでしょう。
人の好きを邪魔する暇があるのなら、
自分の好きに忠実に生きてみろ!と。
他人の羨望を浴びる好きだけが
自分を幸せにするわけじゃない。
ブログを書くことが好きな人が
私は好き。
読んでもらいたいから、
私は書いてる。
それは書いていることを
公開してる人はみんな
同じなんだと思います。
