昨日の面会から、ずっと嫌な気持ちで過ごしました。



今日は雨も降っているし、出来れば面会に行きたくなかったです。





仕方なく、夕方、面会に行きました。



病室に着くと夫は寝ていました。

寒いせいか?

布団で腰から下を包み込んでいて、マミー型の寝袋みたいになっていました。



病室に行っても、しばらくは声をかけませんでした。

黙って見ていたら、夫が目を覚ましました。

私はずっと黙っていました。

沈黙に耐えられなくなった夫が、

🧓「何で黙っているの?」

と聞くので、

🧑‍🦰「私は誰だと思いますか?」

と聞きました。



🧓「ごめんよ。昨日はわからなかったんだよ。今日はわかるよ。」

🧑‍🦰「私はC子じゃないですよ。」💢

🧓「わかってるよ。妻だよ。」





(う~ん、おかしい。

思い出した振りをしてるけど、何か違和感が。)



🧓「昨日のアレは、病気のせいで頭がおかしかったんだ。」

聞けば聞くほど違和感が湧いてくるのです。



自分のことではなく、まるでテレビで見たことを解説するように、他人事の話です。

まだ夫の魂は、体の外側に居るみたいです。

目の前のベッドに寝ている夫ではなく、半分体から抜け出した夫と話している感じでした。



唐突に夫が、

🧓「🧒に何か、買ってやれよ。」

と言うので、

🧑‍🦰「昨日も冬服を買って上げました。」
(🧒は咳をしているので病院には来なかったけど、スーパーには来た。)

🧓「服じゃなくて🧒に新しいスマホを買ってやれよ。」

と言いました。

🧑‍🦰「スマホはもう、🧒が自分で安いのを探して買いました。」

🧓「高いのを買ってやればいいのに。」

🧑‍🦰「贅沢だし、🧒は自分で買うお金を持っています。」

(病院の支払いが心配だと言ったり、🧒に高いスマホを買ってやれと言ったり、体と魂が半分ズレている感じです。)



🧓「もうすぐ夕飯(ゼリー)が来るから、
それを食べさせて。
それから帰って。」

と言いましたが、
(途中で、また、私のことをC子と呼ばれてもムカツクので、断りました。)


🧑‍🦰「私はこれから雨の中、帰りにスーパーに寄って、買い物して、🧒のご飯を作らなきゃいけないから、無理です。」

と言ったら、


🧓「弁当買って帰ればいい。」

と言うので、

🧑‍🦰「それじゃ、🧒の健康に良くないから。」

と答えて、病室を出ました。




昨日の出来事は、まだ私の中で解決していません。

結婚してから、私は夫の為に自分を犠牲にしてきましたけど、夫に取っては当たり前で、私に対して一欠片の感謝も、愛情もなかったのだろうと気がつきました。


帰宅して、今日の面会のことを振り返っても、何か虚しさが込み上げてきます。

夫の皮を被った宇宙人と話しているような感じです。

夫のことを家族だと思っていましたが、夫はそうではありませんでした。
(入院する前から、小さな違和感がありました。)
夫婦は他人なのです。