数日前に死去の報道がなされたピアニストの中村紘子さん。
日本を代表するピアニストだったことには異論がないでしょう。
今日は競争が厳しいクラシックピアノの世界で、
ソリストとして世界的にも認められた中村さんのホロスコープをみます。
出生時間は不明のため12:00で算出し、ハウスのReadingはしません。
まず、惑星同士がすごく固まっており偏りがあることが見て取れます。トライン(120度)、オポジション(180度)のアスペクトをひとつも形成していません。
オポジションのようなハードアスペクト(凶角)がないのは良いことではないかと思われがちですが、実はそうではありません。
hard aspectの和訳が「凶角」となったことから、この訳語が広まったことがハードアスペクト=悪と認識されるようになった次第です。
ハードアスペクトとは、その星並びの効果がコントロールしやすいかどうかという観点からハード(難しい)とされているわけで、制御しにくいことから、その星回りの持ち主にとって良くないことが作用されがち、ということが言われているわけです。
つまり、難しい星回りを自分のものにできれば、それは強みとなり、さらなる飛躍へとつながるアスペクトなのです。大物、成功者と言われる人の多くにハードアスペクトは存在しており、きっとこれを克服したからこそ、成功があったのではないでしょうか。
話を元に戻して、中村さんの基本的な性格は、
3要素の固定宮、柔軟宮に星が偏り活動宮はほぼ皆無、4区分においては火の要素が強い状況ですので、向上心、活力に満ち溢れて、非常に真面目な努力家で状況に応じて対応できる人でしょうか。
自身の太陽、華やかさを表す金星のほか、知性の水星、拡張の木星、さらには権力、頂点の天王星がまでが獅子座にあります。獅子座自体は、クリエイター的な自己表現だったり、平凡で理解されない部分があり自己中心的で、それを満たす場を必要としています。
また、出生時刻は不明ですが月星座はおそらく蠍座の可能性が高く、無意識の中で物事への執着こだわりの強さが出ています。
地道に練習を重ねて細部までにこだわるピアニストで、自分を表現するというのは、まさに天職で成功したのも納得が行く感じですね。
アスペクトを見ると、
金星・冥王星、水星・木星、太陽・冥王星、太陽・金星がコンジャンクション。
人を惹きつけて、また芸術的分野でも発揮します。恋愛なんかも魅力があるがために大恋愛なんかしそうな雰囲気。水星・木星が作用しているので、エッセイなどの文筆業だったり、テレビやラジオなどの出演なんかも恵まれています。
自身の太陽と権力の冥王星が作用し、トップに上り詰める気持ちが高いですし、金星と作用すれば、自身の美が増すのでモテますし、芸術事にも秀でています。
土星・海王星、火星・天王星がスクエア。
抑制の土星と感情の海王星が凶角で作用するので、堅物だったりひと癖ありそうな感情の持ち主です。人生の中でも、自身のライフイベント、自我形成に影響しそうないじめだったり、裏切りだったりに遭遇していたかもしれません。
攻撃的な火星に変化の天王星が作用するので、変化、革新へ暴走しそうな気配があります。冷静ではいられなくなり感情的になり、行動力がマイナスに出そうです。また、火星は健康も意味しますので、この場合、体調悪化を示唆しています。
【まとめ】
ホロスコープ上の惑星の偏りが顕著だった中村さん。
星並びからしても、ピアニストはまさに天職で社会的成功を収めたのも納得です。
演奏家以外にもエッセイストやテレビ出演されたりなど幅広い顔をお持ちでした。
私自身は存じ上げませんが、行動が暴走していたことがあるのかもしれませんが、芸術家というのは多かれ少なかれ、そういう側面がある気がします。
いかがでしょうか。
特徴的なホロスコープをお持ちだった中村さんをあえて取り上げてみました。
オポジション、トラインなどがありませんが、それでも成功を収めた稀有な?人で、きっと努力はすごいものがあったのでしょう。
ホロスコープで分かることも多いですが、やはりご本人の努力なども欠かせないなと思わせる内容だったと思います。
最後になりましたが、中村さんのご冥福をお祈りいたします。


