「自分リスクヘッジ」の手段として、朝を活用する | 朝活・朝イチ業務改善コンサルタント 池田千恵公式ブログ

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朝活の第一人者、池田千恵 公式ブログ。シリーズ累計24万部突破の『朝活手帳』、12万部のベストセラー『「朝4時起き」ですべてがうまく回り出す!』など時間管理の書籍を多数出版。朝活・朝イチ業務改善のセミナー研修・コンサルティングを法人・個人に提供。




私が早起きを推奨している理由のひとつとして「余裕な自分でいたい」というものがあります。


今までの行動を振り返ったとき、さんざん起こしてきた失敗はすべて、余裕のなさから生まれてきていると思っているからです。


そして実際早起きを続けてきた結果、少しずつではありますが「余裕」を手に入れているような実感があります。


怒りそうになったとき、
慌てそうになったとき、
泣きそうなとき、
謙虚さを失いそうになったとき、
心がざわざわしているとき
自分が自分でなくなりそうになったとき。


きちんと、本来の自分を取り戻せる「お守り」として、朝のひとり時間を大切にしているのです。


私の場合、朝早起きする=心の安定を取り戻す、というように脳内変換されているので、早起きをすること自体が「お守り」のようになっています。


あ、やばい!と思うと、必ず早起きをすることで、今まで乗り切ってきました。


早起きをすることで精神が安定して、自分が戻ってくるような感覚になるのです。薬がいらない精神安定剤、といったところです。


「お守り」は、早起きだけとは限りません。例えば他には、こんなお守りも持っています。

● 走ること
● 好きな音楽を聴くこと
● ビタミンパーソン(私を元気づけてくれる大事な人たち)に会うこと
● みんなで楽しく飲むこと
● 美味しいものを食べること

などなど。


でも、ビタミンパーソンと会う、みんなで飲む、というのは相手のスケジュールがあったりして、「今ピンチ!」という時になかなか難しい場合も多いですよね。


それに、美味しいものを困った時に食べ過ぎたら太ってしまいます。


そこでおすすめするのが、

●自分ひとりで解決できて
●即効性があって
●依存性が高くないもの(依存性が高い=薬、アルコール、ジャンクフードなど)

を「自分を取り戻すリスクヘッジ」として複数持つことです。


相手がいないと問題が解決できないなら、万が一、一生その相手と会うことができなくなったとき、立ち直れなくなります。


依存性が高いものは、切れたとき、精神が不安定になります。


もちろん、相手をないがしろにしろ、という意味ではありません。相手にアドバイスをもらうことも重要ですが、そのアドバイスを受け入れ、自分を立ち直らせるのは、自分しかない。


だったら、自分を立ち直らせる手段を複数持っておけば、自分で自分を進む道に連れて行くことができます。


これは、多ければ多いほど良いです。


例えば、早起きだけに頼ると、時期的に早起きが難しいときにどんより落ち込んでしまいます。だから、早起きができない時はこの音楽を聴く、といったように、リスクを分散します。


リスクヘッジの手段は、人によっては「早起き」に限らないかもしれません。


自分なりの「リスクヘッジ」が何か、立ち止まって考えてみませんか?自分にとっての良い精神安定剤が見つかるかもしれませんよ!