愛着障害という言葉が生まれて、
もう何年経つんだろう。
言葉って、時に便利だけど、
時に残酷だなと思う。
「私って、こうだったんだ」
そうやってラベリングできることで、
一瞬ホッとすることもある。
だけどその後、自分を
その言葉の中へ閉じ込めてしまうこともある。
愛着障害だから、
うまくいかない。
愛着障害だから、
愛されない。
愛着障害だから、
ダメなんだって。
でも、本当にそうなのかな。
私もきっと、ジャンル分けしたら
"愛着障害"の部類なんだと思う。
恋愛もこじらせてきたし、
家族関係も、決して理想的ではない。
父とは今は月1で飲みに行く仲になったけれど、
母とは何年も会っていない。
昔は、
「母娘関係を改善しないと、
パートナーシップはうまくいかない」
そんな言葉を見るたびに、
苦しくなっていた。
でも今は、その概念を採用していない。
母と気が合わないことを、
不幸とも思っていない。
私は私の人生を、私自身で尊重していくと
決めたから。
もちろん、傷がなかったわけじゃない。
愛される経験がなかったせいで…
親ガチャが、毒親が…
そう思ったことも、何度もある。
だけど——
その欠乏感があったからこそ、
私はここまで、
「愛とは何か」
に執着できたんだと思う。
だから世間的に見たら
愛着障害であったとしても…
そこに悲観的な思考はのせず
可能性を諦める理由にもせず
ましてやそれを
愛されない理由にもしない。
だって、
もし愛着障害じゃなかったら、
真実の愛ってなんだろう。
どうしたら、
人は満ちるんだろう。
どうしたら、
自分を愛せるんだろう。
ここまで深く
興味を持たなかったと思うから。
愛について、
ここまで深く考え続けたのも。
"愛とはなんぞや"を、
ここまで追い求めたのも。
きっと、人生の前半が
愛に欠けた人生だったからなんだと思う。
普通になりたかった時期もあった。
普通の家庭。
普通の恋愛。
普通の安心。
そんなものに、
憧れたこともある。
過去の辛い経験に今は感謝がある。
でも、そうじゃない人生の方が
輝かしく見えることも、多々あったよ。
けど———
どう抗っても今世の私は、
愛について理解を深め、
美を追求し、
腑に落ちた"愛とは何か"を、
分かち合いたい。
だから私は今、
"存在こそ価値"という感覚を
私視点で言葉にしながら、
心美容を体系化し
「自分に愛を注こと」の大切さを
届けている。
存在が潤うと
愛も、美も、豊かさも
棚ぼた形式で自然と、巡り始める。
この豊潤さをシェアしたくて、
日々、言葉を紡いでいる。
これを楽しめるのも、
不甲斐ないながら、
"もっと愛が欲しい"
という感覚を、
ずっと抱えてきたからなんですよね。
そこに、
執拗なまでに、狂気的に
こだわり続けてきたからなんですよね。
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だって今でも覚えてる。
20歳の誕生日の少し前。
アルバイト先で、先輩に、
「愛が欲しい」
って言ったら、若干引かれたこと。
あぁ、
私って変なんだなって、
その時思った。
普通になりたいのに、
普通になれなくて。
そんな他人とは違う自分に、
何度もサレンダーしてきた。
だけれど、
サレンダーする度に、
自分への愛が、深まっていく感覚があった
から
だから今は、
愛される感覚が
欠けたまま
生まれ育った人生で、
よかったんだな
って、思えてしまう。
過去の辛い経験に
どうしたって感謝が生まれてしまう。
他人の人生の方が
輝かしく見えてしまったとしても。どうせ私は
私の人生しか、生きられないのだから。
愛着障害を悪としたら、
きっとこの着地はできない。
だけれど、愛着障害を悪とさえしなければ
そういう自分の一面として扱える。
性質の一つで、個性の一つ。
特段にコンプレックスとして、
抱える必要がなくなっていく。
言葉が悪いよね。
"障害"って。誰が決めたの?
ちょっと強くて
劣等感が生まれやすい言葉な気がする。
もちろん、
カテゴライズされることで、
安心することもある。
似た傷を持つ人と出会って、
救われることだってある。
それ自体を、
否定したいわけじゃない。
だけれど、ずっと、
"愛着障害"という言葉に、
自分を閉じ込め続けるのって、
重苦しくないのかしら?
「だから私はダメなんだ」って
自己否定の理由にし続けるメリットって、
本当にあるのかな。
そこには、まだ何か、奥に・・・
握りしめているものがある気がする。
愛着障害だろうが、
なんだろうが。
心に、過去の経験による傷があるだけで、
あなたの存在価値とは、
何の関係もない。
だって、どう抗っても
存在こそ、価値だから。
だからこそ、
今負っている傷さえも、
自分の力で、少しずつ癒していける。
ラベルの中に、
自分を閉じ込めなくていい。
あなたは、
言葉より、
ずっと広い存在なんだから。
あなたは愛を学びに生まれただけ。
そのために愛を少し欠いただけ。
足りないんじゃない。
深く愛せる可能性を秘めているだけなんだ。





