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Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

以前からお知らせのとおり、8月29日(土)はマジックマーケット2015が開催されます。

今回、以前に同人誌のおまけとして付けていたものを単品で出します。

・One by one
・思ったカードを当てたりする手品(仮)


これに加えて、以下の新作を頒布します。

・Go-Thick
・奇妙なカラーチェンジ

パケットトリックである「思ったカードを当てたりする手品(仮)」以外は、すべてデックを使用するものです。
デック自体はお手持ちのレギュラーバイスクルをご使用いただけます。
カラーは赤・青のいずれでもかまいません。
一部トリックは、バイスクルでなくても演じることができなくもないです。

それから、実家の片付けをしていたら、ずいぶん前に公にした「Kacamata Flash Change」が出てきました。


これも、在庫限りで販売します。
状態がさほどよくないので、ジャンク品価格で販売予定です。

価格については、まだ決めかねているので、中旬くらいにはお知らせしたいと思っています。
Magic Wagonの新作です。
バージョン1は、存在は知りつつ、予算の都合で「まあ、そのうち」などと思っているうちに売り切れました。
このバージョン2も、ほぼ即日完売です。
Magic Wagonも、もうちょっと多く作ればよかったのに。

そういえば、ef="http://ameblo.jp/beesmallbee/entry-12000140310.html" target="_blank">以前のエントリで、

うーん、もうMagic Wagonの商品は、いいかな。



などと書いたのですが、そのこともうっかり忘れ(たふりし)ての購入です。

この現象、古くはDel Rayが演じていた、ということを最近になってある友人から教えてもらいました。


Magic Wagonの商品は、Del Rayの精緻な道具には及びませんが、アマチュアが楽しむ分には十分によくできています。
クレイジー・マンズ・ハンドカフス
(Crazy Man's Handcuffs)

★現象
  左右の手の指に一本ずつの輪ゴムがかかっています。これをクロスさせますが、なぜか抜けてしまいます。
観客に輪ゴムを持ってもらっても同じように抜けてしまいます。

★解説
 マイケル・アマー師の考案です。というか、従来からあったマジックを整理して洗練された形にしたのが師である、ということのようです。
多くのマジシャンに愛されるトリックです。もちろんわたしも。

輪ゴムは市販のものを使います。弁当にかかっているような輪ゴムで十分です。

ダン・ハーラン師のラバーバンドマジックレクチャービデオ(Magic With Rubber Bands vol.1)にも類似のマジックが収録されて いるようなので、
そちらで修得したほうがいいかもしれません。

★相性のいいアイテム
これはもう、文句なしにスターゲイザーでしょう。これよりも先に演じて、輪ゴムが普通のものだと油断させておくほうが面白いと思います。
カードケースに巻いておいて、カードマジックの前に演じるのがいいと思います。
また、他のマジック以上にクロースアップでの演技が要求されるので、繊細なマジックと一緒に演じるのがよいでしょう。
◆スターゲイザー
◆ドリーム・ウィーバー
◆爆弾キューブ

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
ミスターマジシャン 2500円 ○ 大阪
Hank Lee $8.50 ▲ アメリカ
THE MAGIC WAREHOUSE $6.50 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★★☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★☆
アイスクリームは、チョコミントが好みです。

さて、今月も部活動まとめから、いくつか気になったものをピックアップ。


Alter


変化は一瞬です。
ギミックでこれを可能にする(前後の処理も含めて)のもなかなか難しそうですが、技法となればなおさら大変だろうな、と思った次第です。


Transition


ビニール袋からコインを取り出すトリックはこれまでもありましたが、ここまでビジュアルに「中に入れる」現象は、あまり記憶がありません。
同じギミックを使って、全部で5つの現象を起こせるのだとか。
なお、ジャケット必須、とのこと。


FROGY


ギミックとしては気になるのですが、そもそもこれ、ケースからデックを取り出してくることはできるのかな、っていうのが。
国内ショップでも取り扱ってるところがありますね。


では、また来月。


クレイジー8
(Crazy-8)

★現象
幾何学的な模様の描かれた紙があります。これにサインをしてもらったと、四つの欠片にやぶってしまいます。
そしてこれを元のように繋げようとするのですが…

★解説
 Dan Harlan師の考案です。

雑感に「トーン&レストアード」を追加したので、関連ネタとして書きました。
念のためHarlan師のDVDにネタの収録があるかと思って確認してみたのですが、ないようでした。

実は、今年の夏にこれと同じトリックを見ました。
Shawn Farquhar師のレクチャーです。
Farquhar師は自分の愛娘の写真で演じていました。こちらの方が笑いは取れるでしょう。
なお、こちらについては師のレクチャーノートに解説があると想います。
マジックハウスで扱っていると想います。

難易度は低めです。
特別な技法もほぼ不要です。

★相性のいいアイテム
エイト・ボールやビハインド・ザ・エイトボールは安直です。 つながりも悪いですし。
シリアスにはあまりならないタイプのマジックだと思うので、ニュートンズ・ナイトメアや爆弾キューブとの取り合わせが良さそうです。
演技の冒頭にもってくるには唐突ですし、クライマックスにしてはパンチが弱いので、中に挟むべきでしょう。
◆ニュートンズ・ナイトメア
◆爆弾キューブ

2005.12.7

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $9.00 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆


商品はクリアボックス付きのものとクリアボックスが付かないものとの二種類があるようです。

非常に「悔しい」トリックです。

まず、このトリックのギミックについては、ちょうど今年の年度初めに思いついていて、どうにか手順として構成できないかと考えていたところでした。
上手く手順構成できたら、覚え書きのようなかたちでマジックマーケットのおまけにでも付けようか、と思っていたところだったのです。

その意味で、「悔しい」。

そして、購入してから解説DVDでノーカットの手順を見ました。
2つのバージョン(クリアボックスを使わない手順、使う手順)が解説されていました。

まず、クリアボックスを使わない手順ですが……
ためしに手品人の友人に見せたところ、

・ギミックの特性が生かされていない
・演技がもったりしている
・現象が濁っている

と、さんざんな評価でした。

で、その場で「どうしたら手順として成立するか」という話をしたのですが、完全な解決は見つからず。

そのあと、改めてクリアボックスの動画を見てみたところ、友人に指摘されたいくつかの弱点は解決されています。
しかしながら、現象としてもったりしているというか、無駄に長かったり、ギミックの特性の生かし方がイマイチだったりと、完全な解決ではありません。

とはいえ、この手の現象の解決法としては、新しいものを提示したのは確かです。
今後、どうにかこのトリックの欠点が解決できないものか、考えてみたいと思いました。
シンボル・クラッシュ
(A Clash of Synmols)

★現象
☆クラッシュ・オブ・シンボル…二十通の封筒があります。封筒にはESPのマークが書かれています。
最初にテレパシーのテストを行います。表のESPマークを上にして封筒を並べ、観客に五通の封筒を選んでもらいます。演者はその封筒のマークを当ててみせます。
次に、透視のテストを行います。封筒はESPのマークが下になるように並べます。この中から観客にまた五通選んでもらいます。これも見事当てます。
最後に、予知のテストを行います。演者は紙に「予言」を書き付けます。そして観客に五通の封筒を選んでもらいます。このとき、残った封筒を使うか、選んだ封筒を使うかを選んでもらいます。そして、封筒を開けて中のカードを見てみると、カードのマークと予言のマークが一致しています。

☆コインテンス…演者はデックから一枚、「予言のカード」を抜き出しておきます。デックを混ぜたあと、三つの山に分けます。
その山の前に1円・5円・10円のコインを置きます。観客に二回、このコインを入れ替えてもらいます。
そして1円のコインのある山からはトップのカード、5円のコインのある山からは五枚目のカード、10円のコインのある山からは十枚目のカードを取り出します。
見てみると、すべて同じ数字のカードです。そして予言のカードを見てみると、やはり同じ数字のカードです。

☆シンキング・カードマン…デックの中から五枚のカードを見せて、そのうちの一枚を観客に心の中で覚えてもらいます。
デックをシャッフルしたあと、観客に覚えてもらったカードを尋ねた次の瞬間、演者は観客の覚えたカードを片手でデックから取り出します。

☆セントリフューガル・ポーカー…デックをシャッフルしたあと、半分ほどを観客に渡します。
観客に何度かカットしてもらってから、五人分のポーカーハンドを配ってもらいます。そして観客にポーカーハンドを一つ選んでもらいます。演者はその観客のポーカーハンドを見事言い当てます。

★解説
 Phil Goldstein師の考案です。

目玉は「クラッシュ・オブ・シンボル」ですが、それ以外の三つのトリックもかなり面白いです。
正確な商品名は『フィル・ゴールドスティン レクチュア2001』です。
「クラッシュ・オブ・シンボル」用の封筒とカードも添付されています。

このレクチャーノートでは、セルフワーキングマジックにとって有益な原理がいくつか紹介されています。
わたしにはこれらを使いこなすようなセンスがないのですが、ひとによっては個々のトリック以上に有益であるかもしれません。
巧妙な仕掛けの好きな方は挑戦してみてください。

また、「クラッシュ・オブ・シンボル」もただの一致ではなく、三つの超能力のテスト、という形をとっていることに注意されます。
以前、とあるところで、ひたすらカードを当てる(それがトランプであったりESPカードであったりはしましたが)ことを続ける
マジシャンを見たことがあります。
ただ当てるだけでは、多少は不思議かもしれませんが、面白さとはほど遠いでしょう。
その点、この演出の仕方には学ぶところがあります。

★相性のいいアイテム
演出として濃いめなので、クロースアップであればトリのネタだと思います。
テレパシー・透視・予言とそろっていますので、これ以外の何かを前に持ってくるか、
むしろこれらをすべて演じてしまって、最後に一つのマジックでまとめるか。
かぶらせないならファイアー・トラップ(移動現象)、ややかぶらせるならア・ワード・イン ・ア・ミリオン(読心)あたりで。
◆ファイアー・トラップ
◆ア・ワード・イン ・ア・ミリオン

2006.1.1

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
フェザータッチ・マジック 4000円 ○ 京都

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★★

※評価は「クラッシュ・オブ・シンボル」に対してのものです。


デック型のモバイルバッテリーです。
というと、身も蓋もないですね。

モバイルバッテリーとしては、4000mAhと、さほど容量は大きくありません。
iPhone5を2回充電できるということですが、今なら、普通のスマートフォンを1回半くらい充電できるくらいでしょうか。
バッテリー自体は単なる白い物体なので、カードを1枚貼り付けるだけで「デックのようなもの」ができあがります。
もちろん、貼り付けるカードはポーカーサイズであれば、タリホーでもバイスクルでも問題ありません。

バッテリーとしての出力ジャックは1つだけなので、同時に2つのデバイスを充電することはできません。
出力ジャックに隣接して、入力ジャックがついています。
入力は、アンドロイドスマートフォンと同じタイプ(USBmicroB)です。
コード(typeAとmicroB)が添付されています。ただし、電源アダプタはないので、自分で用意する必要があります。

また、動画でも実演されていますが、ボタンを押すと「スペード」「A」のようなランプがつきます。
残念ながら、この表示を変更するのはできません。

商品としてのデキは大変にきれいです。
ただ、お値段がちょっと……
国内のショップで扱いをするところがあるかどうかはわかりません。
ゲイタン・ブルームのリンキング安全ピン
(Linking Safety Pin)

★現象
二本の安全ピンを観客に示します。
ピンは止められた状態ですが、クロスさせると、なぜか連結されています。
しかし、次の瞬間にはまた連結しています。

★解説
Gaetan Bloom師の考案です。

以前に、ドリーム・ウィーバーという類似トリックをレビューで紹介したことがあります。
機構として似ている部分もありますが、もちろん異なる部分もあります。
時系列でいえば、このBloom師の方が古いはずです。

ギミックの機構も処理も非常にシンプルで、わたし好みです。
特に、処理の瞬間はかなり自然な動きのなかに隠されます。

現象自体は着脱のくり返しなので、これをどうやって演じるべきか。
その点、ドリーム・ウィーバーはかなり強烈なクライマックスがあるのですが。
ひょっとすると、バットと併用することが可能かもしれないので、
試してみたいと思います。
さて、どこにやったか…

なお、商品はマジックランドで購入しました。
解説書には「SLYDINIのルーティン」を1000円で別売りしている旨の表記があります。
現在も販売されているのかどうかは不明ですが、今度聞いてみます。

★相性のいいアイテム
この商品について調べるために「Gaetan Bloom linking pin」で検索してみたら、
金沢のCULLさんのブログがヒットしました。
CULLさんは「指輪と紐」などと併用して演じられているようです
(ただし、リンキング・ピンがどういう手順かは不明です)。
観客に改めてもらうときにフリントフラッシャーなどを使うのはさすがに趣味が悪いでしょうか。

2008.6.10

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
マジックランド 3150 ○ 東京

★評価
技術 ★★☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★☆☆
先にお知らせのとおり、今年もマジックマーケットに参加出展します。

今年は、本当は『放下筌』の現代語訳冊子を作って出したかったのですが、私用でいそがしく、その余裕がありませんでした。
来年はなんとか……

で、どうしようかな、と思ったのですが、過去のコミケやマジックマーケットで同人誌を作ったときに、おまけで付けた道具を、単品で販売することにしました。
それと、公にはしてんなかったトリックも、単品で販売してみようかな、と。
また、実家に帰ったときにKacamata Flash Changeの在庫を見つけたので、これも販売してみようかと思います。

値段はまだ決めてませんが、1点あたり1000円以内を考えています。

現在予定している、販売予定品のラインナップは、以下の通りです。

・One by One (一昨年のコミケのおまけだったかな)
・思ったカードを当てたりする手品 (去年のマジックマーケットのおまけ、のはず)
・Go-Thick (今年の新ネタです)
・ねじれたカラーチェンジ (今年の新ネタです)
・Kacamata Flash Change (以前に販売したネタです)

あと、Kacamataをのぞいたすべての商品一括お買い上げの方には、手順解説のDVDを付ける予定です。

演技については、なるべく早いうちに動画を公開したいな、と思っていますよ。