Small Magician MINI -20ページ目

Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

ジ・オープナー
(The Opener)

★現象
  ペーパークリップがみるみる曲がっていきます。スプーン曲げのペーパクリップ版だと思っていただければわかりやすいです。

★解説
 Morgan Strebler師の考案です。

Penguin Magicのダウンロードレクチャーシリーズに挑戦。
第一弾は「The Opener」です。

この手のマジックは即席に見えるのが一番のポイントです。
マジックをする雰囲気ではないところで急にすると効果的でしょう。
逆に、いかにもマジックをします、というところでやるとタネが推測されてしまうかもしれません。

そういうわけで、このマジックも冷静に見られたらネタばれします。
クリップをぐにゃりと曲げたあと、その曲げたクリップをそのまま渡せたらいいのですが、
手の中でいじくり回すのがどうにもやぼったい感じです。
この点をどうにか回避できないか、ちょっと考えてみたいところではあります。

このネタで約1200円、というのは安いのか高いのか。
売り手の側からすれば動画だけ用意しておけばいいから利率は高いのでしょうが。

★相性のいいアイテム
一発ネタだろうと思いますので、他に連続してマジックを行うべきではないでしょう。
ふとした瞬間にちょっとやる、くらいで。

2004.9.9

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Penguin Magic $9.95 ◎ アメリカ

★動画サイト
サイト名 動画形式
Penguin Magic wmv.mov

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆
サムチップ・ブレンド
(Thumb tip blendo)

★現象
 四枚の小さなシルクがあります。色は赤、緑、青、黄色。これを左手に一枚ずつ押し込んでいきます。
おまじないをかけると、一枚に四色を染め分けたシルクになっています。

★解説
 考案者は不明です。たぶん、イタリア製です。

小さなシルクのサイズは一辺が人差し指一本分くらいです。
すごくキュートなトリックです。というか、商品名がものすごくダイレクトで、マジックをする人ならおそらくタネがわかると思います。
ですが、これに用いる小さなシルクや染め分けたシルクを自分で作るのは甚だ面倒で、買った方が楽です。

中にサムチップも入っています。
ゴム製で、日本人の指には少し大きいので、テンヨーなどで扱っているサイズのものと交換したほうがいいです。

もちろん海外製のほうが安いのですが、ここまで安いと、送料などの関係から国内で購入したほうが逆に安くつくかもしれません。
そして、できたら実演を見てほしいマジックです。

★相性のいいアイテム
単発で演じてもよし、他のマジックと組み合わせてもよし。
組み合わせるのなら、ドリーム・ウィーバーやニュートンズ・ナイトメアなんかがいいかもしれません。
要は、一発ネタ的で現象がはっきりしているものが好ましいのだと思います。
◆ドリーム・ウィーバー
◆ニュートンズ・ナイトメア
◆爆弾キューブ
◆ミラクル・ダイ・ボックス

2004.9.7

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
オフィス・ニシカワ 1500円 ○ 奈良
THE MAGIC WAREHOUSE $5.50 ◎ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★★
サナダギミック
(Sanada Gimmick)

★現象
  例:スポンジボールを消失させたり出現させたりできます。また、フォークをスプーンに変えることもできます。
 

★解説
 からくり堂の店主の真田豊実師の考案ということです。
小物の消失・出現に使うギミックです。扱いはちょっと難しいものですが、使いこなせばクロースアップ・サロンの強い味方になりうるものです。
サムチップもそうですが、「見せる」ための道具ではなくて、「見られてもかまわない」という道具です。
なので、あんまり神経質にならずに使うのが重要でしょう。

自分用に細工をする必要がありますが、その方法も添付の説明書に書いてあります。

(2004.10.21 追記)
先頃、G’sファクトリーにて「サナダギミック・G」が発売されました。
形状は同じなのですが、材質が違います。

★相性のいいアイテム
この道具自体ではなく、この道具を使った現象にあわせてどんなマジックを行うか、でしょう。
ヘンリー・エバンス師のDVDの中でこの道具を使用した秀逸な演出があって、わたしはその使い方で使用することが多いです。
そのための道具を仕込んでいるんですから、我ながらビョーキかもしれませんね。

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
G’sファクトリー 1000円 ○ 大阪
謎屋 1000円 ○ 大阪

G’sファクトリーでは、ブックセット(3000円)もあります。

★評価
技術 ?
練習 ?
効果 ?

 

 

 

 


ずいぶん前に購入したまま、ちょっと触って放置してました。
レビューを書くネタにしようと思ってデスクに置いてたんですが、あまりにも放置しすぎて、日常の風景になってました。
わたしのデスク近辺の様子がよくわかるエピソードです。

さて、見ての通り、かなりビジュアルなカードチェンジです。
観客に持たせて、そこからチェンジをするので、インパクトも十分です。

が、正直、観客に持たせるのはかなり危険です。
まず、触ったときに違和感をもたれる可能性が濃厚です。
次に、チェンジをしたときにエラーが生じる可能性があります。
ただ、観客に持ってもらわないと、ちょっと演技がしづらいのも事実です。
痛し痒しですね。

ギミックは工夫されているところも多いのですが、ルーティンとしてはちょっとイマイチです。
消耗品ではありませんが、故障することがあります。
故障したときに修復するキットも同封されています。
サイコ・ストロー
(Psycho Straw)

★現象
一本のストローがあります。袋から取り出したばかりのそれが、演者の思うがままに曲がります。
 

★解説
 Phanthomas師の考案です。

日用品を使ったマジックは、「自然さ」を求める手品人にとってあらがいがたい魅力がある、というよりはむしろ、
それを追求することが至上命題であるかのような印象すらおぼえます。
コインマジックならハーフダラーより500円玉、トランプよりは煙草・名刺など。
喫茶店に入ればマッチや灰皿、カップにグラス。そしてストロー。

ストローを使ったマジックは、わたしの知る範囲だと「Quit Smoking」所収の「モーリア・ストロー」、売りネタとしては「ストロー」やGaetan Bloom師の「ストローベンディング」などがあります。
ただ、この商品も含めて、いずれもわたしにとってはなかなか難しいトリックです。
理由はそれぞれに固有な、別個のものではありますが。

このトリックに限定していえば、技法的な難しさはありません。
むしろ、簡単な部類に入るだろうと思います。
が、演技の許される状況を作ること、あるいはタイミングのとりかたといった面について、わたしにとっては垣根が高いのです。

なお、冊子だけの商品なので、ギミックは各自で作成する必要があります。
わたしはミスターマジシャンで商品を購入後、近くのあるお店へ直行しました。

★相性のいいアイテム
そういったわけで、ギミックを作成して練習はしてみたものの、人前では見せていません。
ストローのないシチュエーションで演じるのは却って不自然になるので、もしも演技を続けるのであれば「Fooler Dooler」シリーズに入っているような即席のトリックをするべきだと思います。
が、「自然さ」にこだわっていながら「不自然な」現象であるマジックを続ける、という状況自体がわたしにはアイロニカルに見えてしまう気がしてなりません。

2006.4.5

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
ミスターマジシャン 2500円 ○ 大阪
フェザータッチ・マジック 2800円 ○ 京都
Hank Lee $14.95 ▲ アメリカ
The Magic Warehouse $13.75 ▲ アメリカ

★動画サイト
サイト名 動画形式
フェザータッチ・マジック mov

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★☆☆
サイレント・トリートメント
(Silent Treatment)

★現象
ごく簡単に言えば「カード当て」なのですが…。
下の動画サイトで実演を観てみてください。

★解説
 Jon Allen師の考案です。

実演動画をご覧いただければわかるとおりですが、オープニングにはもってこいのネタです。
ただ、海外ショップで販売されているものは、当然英語です。
英語を母国語とする人の前で演じる分にはかまわないのですが、日本人を相手にして演じるのであれば、
やはり日本語で演じたいところです。

なので、そういった場合はG’sファクトリーでの購入をおすすめします。
値段が海外価格に比して高く感じられるかもしれません(G’sファクトリーの他の商品は、海外価格とさほどの差がありません)が、
これは、オリジナルと同じ品質の紙を探し、またそれに日本語での演技を目的とした印刷をしたためで、
極端にいえばギミックを丸々作り直したためです。

もちろん、観客に選んでもらうカードはなんでもかまいません。
それが何であろうと、まったく困りません。

観客と絡むネタなので、クロースアップよりもサロンに向いているでしょう。
ステージだとちょっとしんどいかもしれません。
技術的に難しい部分はほぼまったくありません。
が、一種のパントマイムなので、なめらかに演じるためにはそれ相応の練習が必要でしょう。

★相性のいいアイテム
トリックの性格上、オープニングにしかもってこれません。
インパクトがあるので、できることならトリに持ってきたいところではありますが。
これに続けるとすれば、お笑い路線に走るなら吸い付くグラス、シリアス路線に行くならサロン向けということも勘案して、
ア・ワード・イン ・ア・ミリオンやエキゾチック・スピリット・スレートなどが向いてそうです。
◆吸い付くグラス
◆ア・ワード・イン ・ア・ミリオン
◆エキゾチック・スピリット・スレート

2005.10.7

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
G’sファクトリー 8400円 ◎ 大阪
The Magic Warehouse $55.00 ○ アメリカ
Elmwood Magic $59.00 ○ アメリカ
Hank Lee $59.95 ○ アメリカ

★動画サイト
サイト名 動画形式
The Magic Warehouse wmv
Elmwood Magic wmv

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★★
【現象】
観客にデックからカードを1枚選んでもらいます。そのカードをデックに戻してから、よくシャッフルします。
デックを覆うようにハンカチをかけて、スマートフォンなどで撮影すると、選んだカードの画像がカメラに写っています。
スマートフォンは、観客が使っているものを借りることができます。



ハンカチの柄はこんな感じ。

テンヨー新商品、最後は「ゴーストカメラ」です。
もうひとつ「魔法のプランジャー」も発売されましたが、そちらは買いませんでした。

いやー、これも面白い。
手持ちのスマートフォンで撮影したとき、ばっちりカードの図柄が浮かんでくるのをみて、笑ってしまいました。

上記のとおりですが、撮影機材は観客のスマートフォンで演じることができます。
現象を「お持ち帰り」してもらうこともできるので、大変に印象深い演技ができると思います。

撮影に使う機材はスマートフォン以外のカメラ、たとえばいわゆるガラケーだとか、デジカメなどでも可能のようです。
ただ、試しに手持ちのカメラ(オリンパス E-M10)で撮影してみたところ、あまりきれいに撮影できませんでした。
どういう機材が向いてるのか、演技の前に確認しておいたほうが良さそうです。

なお、当てるのはカードだけではありません。たとえば4種類の硬貨から1つを選んでもらい、それを当てる、というような演技も可能です。
【現象】
窓の開いた、赤い箱の中に、パズルらしきものがはいっているのが見えます。
観客に、好きなスートの好きな絵札を言ってもらいます。
箱を開け、パズルを取り出して観客に組み立ててもらいます。

すると、観客が言ったとおりの図が現れます。



絵札は一切、フォースしません。


この商品も、考案者は佐藤総さんです。
佐藤さんといえば、今年のプラスワンキャンペーン「メンタリストの単語帳」の考案者のひとりでもありますね。
そちらも、簡単かつものすごく不思議でした。


テンヨーといえば、わたしたち手品人的には「奇術道具のメーカー」ですが、一般的には「パズルのメーカー」としての知名度の方が高いかもしれません。
なんですが、テンヨーの商品で、パズルと奇術道具を組み合わせたものというのは、あまり見た記憶がありません。

この商品は、なんというか、非常に大胆な仕掛けで構成されています。
これもおもちゃショーで演技を見たのですが、自分で仕掛けをいじって、まさかそんなに堂々とあんなことをしてたなんて……という感想です。

商品としては、ちょっとした工作が必要です。
作業自体はまったく難しくないのですが、小学校低学年の児童だと、説明書の図形が理解しづらいかも。
テンヨー2016の新商品です。
9月6日のテンヨーフェスティバルで先行販売されました。

【現象】


犬のかたちをした、4色のスポンジを見せ、1つを選んでもらいます。



それ以外のスポンジは、箱の中に入れてもらいます。



ふたをしておまじないをかけると、スポンジがすべて、選んでもらったものと同じものに変化します。

考案は、テンヨーが世界に誇るクリエイター、佐藤総さんです。

今回のテンヨー新商品は、テイメントシリーズとして4作品が発表されましたが、うち2作が佐藤さん考案、残る2つはマシュー・ビシュの考案です。

この商品、今年6月のおもちゃショーでも見せてもらって、なかなか面白そうだな、思っていたところでした。
期待を裏切らないデキです。しかも、テンヨーっぽい。

最初は、ギミックの作動音が気になったのですが、他の動作に紛れてしまうようになっていて、結果としてはどうでもよくなりました。

選んでもらうスポンジは、写真でわかりやすくするために黄色にしましたが、他の色でも演技可能です。

少し前にもマジックマーケットの所感を述べましたが、このエントリでは、来年度に向けて、サークル参加をする方に多少役に立ちそうな情報や、運営のみなさんへのお願いなど書いてみたいと思います。


【サークル参加をする方へ】

今年の会場は12時からでした。
会場と最寄り駅の距離にもよりますが、1時間前くらいに入っていれば、準備はだいたいできそうですよ。
みっちりブースを作り込みたい場合は、さらに1時間くらい早く入るといいかもしれませんが。

早めに入って、事前の買い物を済ませておくと良いかもしれません。
とくに今年は会場が手狭で、開場のあとは会場内を移動するのも一苦労でした。

売り物の価格にもよりますが、おつりはそんなにたくさんいらないような気がしました。
参加者の方もおわかりだったみたいで、大きいお金での購入は少なかったです。

商品やポップの展示ですが、テーブルに対して垂直にするよりも、テーブルの面を意識したほうが良さそうです。
垂直にすると、テーブルに近づくほどみづらくなりました。
もしくは、通路側からみて手前に商品を「面」で配置して、奥側、つまり売り手側に近いところで垂直にディスプレイするとよいかもしれません。

あとは、売り手側のスペースはそこそこあるので、旗指物とはいいませんが、長く伸ばせるようなポップスタンドを立てて、売り物をアピールするのもありだと思います。
コミケで力の入ったサークルさんがよくやってますね。
これは、キャリーバッグを利用するという手もあります。

【運営のみなさんへのお願い】

イベント運営、お疲れ様でした。
大変に楽しかったです。
特に今回は、人前で話をする機会もいただけて、ほかの参加者の方の二倍くらい楽しんだのではないかと思っています。

ただ、すでに戸崎さんをはじめ、みなさんが感じられていたとおりですが、会場がかなり手狭でした。
年配の参加者の方などは、移動するだけでかなりお疲れのご様子の方もお見受けしました。
ブース参加者のスペースは今回くらいで十分だと思われましたので、次回は通路側スペースをもう少し大きく取れるような会場をお願いしたいです。

また、角サークルの場合、角の机がなるべく重ならないような配置にしていただけると助かります。部屋の角のサークルは、両サイドのサークルさんが強力な場合、そっちにお客がとられてしまって、前に人が来なくなってしまうので。

それと、これは運営の方ではなく、各サークルが気をつけるべきなのかもしれませんんが、商品を見るのは、そのサークルさんの前のスペースに固まるようにお願いしたいです。
隣のサークルに関係ないお客さんがたまると、そのサークルは暗い気持ちになります。
このあたり、壁沿い角だと、かなり絶望的になります。