先日、緒月遠麻(キタロウ)さん出演NAO-TA!プロデュース「月の角度」を観てきました。
NAO-TA!プロデュースは声優のTARAKOさん、渡辺菜生子さんのまるちゃん、たまちゃんコンビのユニットです。
キタロウ前2作が当たりだったので、今回も期待が高かったのと、共演者に中尾隆聖さんという名前をみつけ、これは行くしかないとチケットをとりました。
中尾隆聖?となる方もいるかもしれませんが、超大御所声優です。
代表作は、にこにこぷんのぽろり、ドレミファどーなっつのれっしー、ばいきんまん、
そしてドラゴンボール フリーザ様。
30代以下で日本で育ったなら、この人の声を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。
200人弱くらいの劇場で、しかも前から2番目という良席ですごくよくみえました。
席は満席で、前の2作と比べて若干観客の年齢層が高かったようです。
★以下少々内容のネタバレします★
内容ですが、田辺家とお隣にすむ北川家の家族が、介護、熟年離婚、長年の夢の挫折といった
どこでもあるような問題に対して少しづつ前向きに頑張っていく…といった感じです。
一見、重い話になりそうですが、ホームドラマをみている感じで笑いあり、涙ありでした。
話の中心はキタロウですが、それぞれドラマがあり共感する登場人物は
観る人によって違い、幅広い世代が楽しめる話だと思いました。
各キャスト(敬称略)と感想です。
キタロウ…30歳。長年続けてきた実業団のバレー選手を諦め、自分探しでとりあえず海外に行く予定。
人生の厳しさに直面しどうにかしようとしつつ、でもまだ大人に頼りがち。
年齢も近く「わかるわ~」となりました。
このストーリーちょっとだけ好転するだけで、ほぼ状況は変わりません。
キタロウの新たな夢が見つかるわけでもなし。
きっとまた色々あるけどもう少しよくなる、きっと大丈夫。
最後に涙目でちょっと微笑みを浮かべつつ、
オニギリを頬ばってる姿に端的に表れていて、良かったです。
美斉津恵友…弟。理系大学生。
大人たちに色々知識を披露しますが、ソースはおそらく全てネットです。
何だかんだで家族や姉ちゃんを心配してるので、
生暖かく大人たちに見守られてるカワイイやつ。
中尾隆聖…70歳くらい?祖父。
少々ガンコだが隣に座ったらビール奢ってくれそうな気のいいおじちゃん。
いとしのエリーをはじめ、たくさん弾き語りをするのですが美声!かっこいい!
「ハ~ヒフ~ヘホ~」っぽくなると思いきや、全然違う。声優さんすごい。
上岡紘子…60代後半。祖母。最近物忘れが激しくなってきたし、年齢ゆえの頑固さも。
昔はさぞかわいかったのだろうな~と思わせます。
熟年離婚を言いだしますが、結局は痴話げんかです。
TARAKO…40代後半?大叔母。キタロウの自分探しの旅に同行する予定。
自由人だが緩衝剤的役割も。笑いのツボがとってもうまいです。
渡辺菜生子…40代後半。母。介護職。
”大丈夫”が口癖で若いときに苦労した様子。
まる子とたまちゃんは声はちょっとアニメっぽかったのですが、全然ちびまる子ちゃんの影を
感じませんでした。声を張ることはないのですが、すごくよく台詞が聞き取れました。
熊野信義…キタロウのお隣さんかつ恩師。認知症で介護施設に入所が決まった。本作のキーパーソン。
本当に認知症の方が演じてると思うほど、夢の中の住人でした。
素人がうまいと表するのが失礼なくらいでした。
大谷典之…40歳独身。恩師の息子。
仕事をしながらの父の介護が限界にきて、施設への入所を決意します。
キタロウ弟が彼女が居ないかを聞き、居ないと知るとネットで知ったであろうアドバイスをし、
曖昧に笑ってかわします。
彼女ができないのは仕事と介護でそんな暇ないんですよ。
認知症の父親がいる40歳が結婚するのは、かなりハードルが高い。
だた人前で、ましてボケちゃったとはいえ父親の前でそんなこと言えません。
それにキタロウ弟は、大学生の無邪気さで悪意ないのです。
何気ないですが、じわりと心に残りました。
演技はベテランが圧巻でした。
若手組も良かったですが時々”演技しています”感がありました。
ベテランは終始ものすごく自然。まるで居間での家族のやり取りをそのまま見ている感じ。
声優さんのすごさも感じ、良いものみせてもらいました。
キタロウの舞台本当に外れなしです。
フラメンコの次、また舞台やってほしいです!