スーパーライトファンのヅカ観劇備忘録 -34ページ目

スーパーライトファンのヅカ観劇備忘録

宝塚歌劇団スーパーライトファンのブログです

花組 ME AND MY GIRL を観劇してきました。

★以下ネタバレしています★

ロンドンでの初演が日本でいうと昭和12年、1937年ということで約80年前の作品です。
イギリスの階級社会の話で言葉遊びも多かったので、当時のロンドンっ子だったらもっと笑えただろうな…といったところですが、観劇帰りについつい鼻歌を歌うほど軽快な音楽と、タップダンスやらのノリノリの舞台とわかりやすい話で十分に楽しめました。
夏休み前の3連休ということもあって、いつもより小学生くらいの子の観劇も多かった気がします。

フィナーレが公演の続きっぽく、主要キャストの女性はウエディングドレス、男性はセレモニースーツ、他のキャストはタキシードと赤いドレスで、シャンシャンの代わりに手袋とドレスの裾?を持つといったのが新鮮でよかったです。

さて印象に残ったキャストの感想です。
私が観たのはBパターンでした。

明日海りお(みりお)…ビル役
実は貴族の落とし胤だった、下町っ子。公爵家に連れてこられ教育をうけされられますが、周囲を巻き込んで大騒ぎです。
何歳設定だったのでしょうか?
帽子、リンゴやらの小道具で遊んだり、周りにちょっかいかけたり、街灯にかけたコートをぴょーんと飛んでとったり、小粋な下町っ子というよりヤンチャな中高校生といった感じ。それがなぜかビルと合ってた気がします。フィナーレのダンスはカッコよかったですが。
トップさんに失礼な言い方かもしれませんが、ビジュアルと相まってものすごく可愛かったです。
サリーやジャッキーより可愛かったかもしれません。。。。

花乃まりあ(かのちゃん)…サリー役
ビルの恋人役。アホの子と思いきや、ビルをきちんと愛しつつも現実を考えられる実は聡明な娘。
最近の花組はエリザと源氏しか観ていないので、かのちゃんをしっかり観ることがなかったのですが、かわいい!
しっかり下町の恋する娘でした。ただ最後の洗練された姿がとても素敵だったので、大人っぽい役が観てみたいです。

鳳月杏(ちなつ)…ジャッキー役
お金目当てでビルを誘惑する金髪娘。男役なのですね。
この役、一見残念な当て馬っぽいですが、ジャッキーが魅力的でないとビルがサリーを一途に思い続ける意味が薄れてしまいます。ライバルに相応しくスタイルが良くて、ずるいけどどこか憎めない小悪魔なステキ女子でした。

瀬戸かずや(あきら)…ジョン卿役
ちょっとお茶目なダンディーおじ様♡
女性ですよね?その1

柚香光(カレー)…パーチェスター役
えらくスタイルの良い、前髪はらりがセクシーな日和見主義のお屋敷の弁護士役。
女性ですよね?その2

天真みちる(タソ)…ヘザーセット役
ふざけたり、なんだかんだでお茶目だったりする中で唯一大真面目な、公爵家の執事役。
オールバックでカッコいい佇まいと思って調べたら、タンバリン芸人じゃないですか!
確かコメディ要素がない新源氏でも一人だけ笑いを取ってた人でしたが…
ギャップ萌えというやつですか?!今後オペラで追ってしまいそうです。

仙名彩世(ゆきちゃん)…マリア公爵夫人役
伯爵家存続のため、ビルを貴族に相応しいように教育し、サリーとの間を裂こうとするビルの叔母の公爵夫人役。
上手いです。本当に上手い。私の後ろの席の2人組が「公爵夫人上手ね」「きっと専科よ」と会話していましたが、間違えられてもしょうがないというくらい上手いです。今回一番のお気に入り。
一見すると嫌なおばさんですが、ビルに愛情も持っており、サリーに嫌悪感があるわけでなく、ただひたすらに”お家のために!”とお堅く頑張ります。
でも時々出す茶目っ気や、ジョン卿のプロポーズに乙女になったりと実はすごくカワイイ女性というのが伝わってきました。ちょっと年齢が上の役(40~50代?)を好演していますが、ウエディングドレス姿を見ると実はまだまだ若い美人さんというのがよくわかります。
でも年次的にトップになることはないのでしょうか?!リンカーンや今回みたいに重要で歌も聞ける役柄で末永く活躍してほしいです。

とっても楽しい演目で、またいつか再演してほしいです。また観にいきたい!

補足ですが、自分の中で近代のイギリスの階級社会の恋愛モノといったら、
ちょっと前の作品ですが森薫さんの「エマ」というメイド漫画です。
ミーマイより一昔前の1890年代が舞台ですが、魅力的な登場人物とベタだけどハッピーな物語展開。宝塚に向いてると思うのですが、いかがでしょうか?
同作者の漫画大賞を取った「乙嫁語り」も面白いですが、ジャラジャラ民族衣装と草原を走る馬のシーンたくさんでこっちは難しそうですね…