スーパーライトファンのヅカ観劇備忘録 -24ページ目

スーパーライトファンのヅカ観劇備忘録

宝塚歌劇団スーパーライトファンのブログです

少々前ですが、KAAT神奈川で宙組と理事の公演 双頭の鷲を観てきました。

原作者のジャン・コクトーがエリザベート皇后殺害事件を構想として書き上げ、

しかも宙組の公演だったので「エリザベート」をどこか彷彿とさせる作品でした。結論から遡ってく形式だったので、エリザ+ミステリといったところでしょうか。

登場人物が少なく宝塚らしくないと思いましたが、じんわりと「よかったな~」と思える作品でした。

 

轟悠(理事)…スタニスラス役

亡き国王に瓜二つの暗殺者役。殺そうとした王妃に惹かれて愛してしまいます。

耽美で病んだインテリ役がとってもよく似合います。ボサボサの髪で病んだ瞳の凄みもあるし、パリッとした姿もやっぱりかっこいい。すごいアラフィフです。お花様もすごいですがこの方も大概です。いい意味でバケモノ。

自分のなかで、年齢・性別も不詳、美を追求する姿は美輪様と同じ枠に入りました。

いつか対談なり共演なりしてほしいです。

 

実咲凛音(みりおん)…王妃役

結婚初日に国王である夫を亡くした王妃。それから10年、ベールを常に被り一つのところに留まらない偏屈な女性です。後半のシシィっぽい感じでしょうか。

宝塚なので主役は男役である理事だと思いますが、話的にはみりおんが主役だったのでは?!そして見事に演じ切っていました。

前半の狂った感じの美しさ、理事(スタニスラス)と恋に落ちてからは少女のような可愛らしさ、王室や権力から逃げられないとわかってからの決意と気高さ。

偏屈だけど人を惹きつけてやまない人物を好演していました。

はじめて宝塚でみりおんをみたのは、ベルばらのロザリーだったので可愛くて歌ウマな娘役だと思ってましたが、こんなに大人っぽい役も似合うとは…片方の肩を出した黒のドレスも見事な着こなしでした。退団が残念ですが、こんな役もできるなら外で活躍するみりおんも観てみたいです。

 

美風舞良(まいらさん)…エディット・ド・ベルク役

王妃と敵対する皇太后の部下ですが、王妃の侍女です。

元恋人である、亡き国王の友人が王妃に惹かれて一見、王妃を嫌いそうですが、彼女の前でのみベールを外す王妃に対し、独占欲に似た愛情も持っています。愛憎が同居するとても難しい役ですが、女の嫉妬が恐ろしく、見事でした。さすが副組長。

 

和希そら(そら)…ストーリーテラー役

物語の進行役です。物語には入っていきませんが、エリザでいったらルキーニです。

一見浮きそうですが、歌もアドリブも演技もとても自然でした。

新人公演ではルキーニ役だったようですが、さぞかし上手かったに違いありません。

これからの舞台、目が離せそうにありません。

 

今年の観劇はこれで最後でした。

人生で一番観劇回数が多かった年になりましたが、どの作品もとてもとても楽しかった!

 

読んでくださった方、こんな辺境ブログまでありがとうございます。

良いお年を~