いつもニコニコ ニコラスです
孫のトマト🍅ちゃんの絵本を探しておりましたら
こちらの絵本に出会いました
「やさしいライオン」です
野外動物園にみなしごのライオンがいました
いつもぶるぶる震えていましたから
ブルブルと言う名前でした
1匹のめす犬がライオンのお母さんのかわり
をすることになりました
むくむく 太っていましたから
ムクムクと言う名前でした
ムクムクはブルブルに子守唄を歌って聞かせました
ブルブルいい子ね 眠りなさい 眠りなさい
ミルクを沢山飲みなさい沢山沢山飲みなさい
ブルブルいい子ね 眠りなさい
ムクムクはブルブルに色んな躾をしました
ブルブルはムクムクに育てられて
優しいライオンになりました
そしてどんどん大きくなって
お母さんよりも大きくなりました
ブルブルは立派なライオンになりました
ムクムクは歳をとりましたが とても元気でした
ある日ブルブルは都会の動物園へ移されることに
なったのです ブルブルとムクムクは
離ればなれになりました
そして何年かたちました
ライオンのブルブルは今ではサーサスの人気者に
なっていました
でも夜になると思い出す懐かしいムクムクの
あの優しい子守唄
その夜もブルブルはおりの中で眠っていましたが
遠くの方であの懐かしい子守唄が聞こえたのです
お母さんだ!ブルブルはものすごい力で
おりを破って飛び出しました
走れ!ブルブル 金色の風のように走れ!
光る矢のように走れ!ブルブル
立髪をなびかせて 走れ!走れ!
町の人はビックリしました なにしろ
壁の中からライオンが飛び出してきましたから
小さい町は大騒ぎになりました
ライフルを持った警官隊がライオンの後を
追いかけます
町はずれの白い雪の丘で、ブルブルはすっかり
歳をとって今にも死にそうになっているムクムクを
見つけました。「お母さん今度こそ離れないで
一緒に暮らそうね。」
その時、警官隊の隊長は「うて!」
と命令しました。うってはいけないのに
ブルブルはとても優しいライオンなのに
ブルブルはムクムクをしっかりと胸に抱いて
倒れていました
雪の丘の上にブルブルの足跡がついていました
でも不思議な事に丘の中程で
足跡はぷっつりと見えなくなっていました
その夜のこと 年寄り犬を背中に乗せた
ライオンが飛んで行くのを見たと言う人が
何人もいました。
ニコラス号泣してしまいました
やなせたかし先生の思いを込めた絵本
沢山の方に見ていただきたいです😊