健康も病気もミトコンドリア次第!?
IRONMAN
専門家によると、病気とは「ミトコンドリアが足りなくなった状態」といっても過言ではないそうだ。
ミトコンドリアとは、ほぼすべての細胞に存在する「細胞小器官」のことで「エネルギー生産工場」とも言われている。
グルコース(糖)を原料として高エネルギー化合物であるATP(アデノシン三リン酸)を合成しているのがミトコンドリアなのだ。
ATPは私たちが生きていく上で欠かせないエネルギーの供給源なのだが、貯蔵できないという性質がある。
ミトコンドリアの機能が低下してしまうと、ATPは途端に不足してしまうのだ。
ATPが不足すると、動悸、息切れ、めまいに始まり、気力や集中力の低下、貧血、肌荒れなど、私たちの体に大きなダメージを与える。
メンタルへの影響から、うつ状態に陥る人も少なくない。
私たちの体には、不調を改善する治癒力が備わっているが、体内にエネルギーが不足していれば治す力は出てこない。
言い換えれば、体内にエネルギーが満ちていれば、つまり十分なミトコンドリアが存在していれば、病気になっても必ず回復し、健康を取り戻すチャンスがあるということだ。
では、体内のミトコンドリアを増やすにはどうしたらいいのか。
ミトコンドリアは「体内にエネルギーが足りない」と感じると増えていく。
私たちがエネルギー枯渇状態をつくる代表的な方法は3つある。
・体に「寒い」と感じさせる状態をつくる。
・定期的にカロリー制限をして「空腹」と感じさせる。
・筋トレなど、できるだけ強い負荷で運動を行い「キツイ」と感じさせる。
健康な人も、そうでない人も、日頃から風邪やインフルエンザなどのウィルスや細菌にさらされる頻度や量にそれほど違いはない。
両者を分けるのは治癒力と回復力。
誰でも加齢とともに免疫力は低下してくる。
免疫力をキープする対策のカギとなるのはミトコンドリアだ。