月刊ビーパンプ   2020 - 2 - エネルギー飲料は敵か味方か!? | ど田舎ジムのブログ

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エネルギー飲料は敵か味方か

 

IRONMANまとめ

 

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多くのメーカーが様々な種類のエナジードリンクを発売している。

 

商品のパッケージを見ただけで、いかにもプレミアム燃料のチャージができそうな気がしてくる。

 

もし、そうであるなら、どの成分がどのように作用するのかを知っておきたいはずだ。

 

多くのエネルギー飲料には基本となる成分であるカフェイン、糖、タウリン、ビタミンB類が含まれている。

 

カフェイン

カフェインには脳機能を活発にし、競技能力を高める作用があることが明らかにされている。

 

ただし、そのようなプラスの効果は少量、もしくは中程度の量を摂取した場合だ。

 

大量の摂取は決して勧められない。

 

最近の研究によると、抗酸化作用を持つカフェインは、心臓病やアルツハイマー型認知症の予防にも役立つことが示されている。

 

しかし、大量に摂取すれば神経が常に刺激された状態が続き、慢性疲労、不眠症、脱水、不整脈、持続性気分障害などが起きることが懸念され、カフェイン中毒に陥る危険性もある。

 

一般的には1日に700mg~1000mgのカフェインを摂取すると悪影響を及ぼす可能性があるので覚えておこう。

 

180ccのコーヒーには100~200mgのカフェインが含まれている。

 

コーヒーやカフェインのサプリメントを普段から摂取している人がエネルギー飲料を1日1本摂取する程度なら問題はない。

 

しかし、普段コーヒーなど飲まないようなカフェインへの耐性がない人がエネルギー飲料を飲むと、その効き目は強烈になる。

 

テンションが急激にあがり、思わぬ行動をとったりすることもあるので注意が必要だ。

 

疲労困憊しているときに糖を摂取すると、その状況をたちまち打開してくれる切り札になったりする。

 

しかし、糖の摂取によって血糖値が急激に上昇し、インスリンが大量に分泌されると今度は血糖値が急激に下がってしまう。

 

こんなジェットコースターのような血糖値のアップダウンは不眠症や体重増加の原因になりやすい。

 

ほとんどのエネルギー飲料には大量の糖が含まれていて、飲んだ直後はエネルギーが湧き出てくるような感覚があるかもしれない。

 

しかし、わずか数時間後に急激にやる気もエネルギーレベルも落ち込むのを経験した人は多いだろう。

 

そんな状況をエネルギー切れだと錯覚し、もう1本エネルギー飲料を飲んでしまう。

 

メーカーにとってはうれしいことだが、私たちの健康には決していいことではないはずだ。

 

タウリン

タウリンはアミノ酸のひとつで、本来は心臓の健康を保ったり神経系の発達や代謝活動を補佐する役割がある。

 

エネルギー飲料に含有されているタウリンは化学的に合成されたものだ。

 

エネルギー飲料には多くの刺激物質が含まれているが、それによる過剰な興奮をコントロールするためにタウリンを含有している。

 

ビタミンB類

エネルギー飲料には大量のビタミンB類が含有されている。

 

1日の推奨量の2倍から8倍ものビタミンB6、B12が含まれている。

 

毎回高強度のワークアウトを行うか、大量の水を飲んで過剰分を排出していかないと、肝臓にダメージを負ったり、最悪の場合は腕や脚に神経障害を起こす危険性が出てくるので注意が必要だ。

 

 

何かを急激に変化させるような物質や製品を摂取することは決して勧められない。

 

とくに肉体改造には時間がかかるものであり、自然な方法でエネルギーを高めながらトレーニングを長期的に続けていくことが、健康を保ちながら肉体改造を成功に導いてくれるということをしっかり頭に入れておこう。