ゲルマニュームラジオ | 「びーわん」のブログ

「びーわん」のブログ

「びーわん」は、YAMAHAのアンプ「B‐Ⅰ」に由来します。
主に1960~70年代の音楽をアナログで聞いています。
来訪の際は、コメントもお願いします。

私が小学生の頃、「少年マガジン」が刊行されましたが、
一番好きだったのが、学校で買っていた学研の「○年の科学」
 
その付録は、「顕微鏡」「望遠鏡」「モーター」
「化石セット」「鉱石セット「解剖セット」
「日光写真機」「幻灯機」「ポンプ」「ゲルマラジオ」etc
 
毎月、楽しみで楽しみでモノが無くオモチャも買えない時代に
科学の付録は、タカラモノでしたね。
 
その中でも「ゲルマラジオ」。このゲルマニューム1個を使い回し、
コイルを自分で巻いたり、廃品のラジオからバリコン外して
継ないだりして遊んでいました。
 
この遊びの中で電灯線の片方は、ビリビリしないということ。
電灯線アンテナで受信する際に学びました。
 
雑誌も「初歩のラジオ」に変わり、
「並四ラジオ」やアンプへと進化していきました。
 
シャーシーも高価で、ソケットやトランスの取り付け穴は、
先ず、木工用のキリで穴を開け、ニッパーで繋いでヤスリがけ。
子供だからできた、根気のいる作業です。手は痛いけど
面倒とは思いませんでした。
 
硬めの菓子箱もシャーシーにしました。
穴空けは楽でした。
 
それから、高校に入って2アマの免許を取って
14MHzの2エレの八木アンテナでオンエアー。
これも細い竹にアルミホイルを巻きつけて自作した
1/2λの変則アンテナ。
但し、土手の上に立てたので飛びは最高でした。
 
ゲルマニューム1つで電気の面白さに引き込まれ、
色々と遊ぶことが出来ました。
 
社会人となってからは、それらとは、関係のない仕事を
していますが、遊びで得た知識は今も役に立つことが、
タマにあります。
 
「科学」の付録で科学・物理に目覚めた人、
モノづくりを支えた人は、多勢おられると思います。
 
あの付録で興奮した頃の感性が懐かしいです。
 
因みに、今日無事に長男の結婚式が無事に終了しました。