剣
穢れなく
道険し
マンガ紹介 第67回
「片田舎のおっさん、剣聖になる」
これまでは快活クラブとかで読んでましたが、アニメもはじまったので応援の意味を込めて全巻買いました。
ただ、
コミカライズ ← 原作 → アニメ
なので、
アニメはあくまでも原作ノベルのアニメ化ということで、コミカライズとは直接の関係があるというわけではないのですが。
・ベリル氏
作中の誰よりも強いはずなのに、本人だけがその強さの自信がない。
謙虚さというよりも、見聞が狭い。
アリューシアにレベリオ騎士団の指南役に無理矢理据えられたが、これぐらいの強引さがやっぱり必要だったんでしょう。
若い時に「10か所ぐらい他流の道場破りしてこい」と放り出されていれば違った結果にはなってたと思う。
・殺陣
コミカライズは何よりも殺陣描写の評価が高い。
前歴なしでここまで描ける人材をいったい何処から見つけてきたのか…。
・レベリオ騎士団
オリジナル描写でレベリオ騎士団の皆さんの活躍が盛りに盛られる。
殺陣描写力の高さも相まって、見ごたえアリ。
この敵達も原作では碌に名前もない連中だったけど、中々に良いキャラしてる。
・師弟の技
流派の技として同じ受け方をしてる描写が細かい。
師匠であるベリルの方が体の軸がぶれずに受けているのに対し、クルニちゃんの方はまだ技が未熟な感じが分かる。
・底知れない
コミカライズは剣聖としての「底知れない実力」の表現にも力を入れていると思う。
剣の道というものに対して半分狂気の域に入っているかのような怖さがある。
そうでなければ田舎に暮らしてて誰よりも強くはなりはしない。