分蜂群(7月31日に分蜂して、8月1日に入居した群)に蜂子出しの現象が見られるようになり、4日が経ちました。
可哀想ですが、ミツバチにはこの病んでいる巣板を諦めてもらって、新しい巣箱に移ってもらう事にしました。
そのためには、今まで作っていた巣板を取り除く必要があると考えて、一か八かの大作業を実行しました。
箱を横にして、ナイフで巣板を取り除きました。
巣が変形し、変色した部分が多くて、スムシも少しだけいました。
2ヶ月間せっせと毎日働いて、ここまで作り上げた巣をこんな風に壊してしまう事になってしまい本当にごめんねと、偲びない気持ちで作業をしました。
ところで、2、3日前から急に雄蜂を見かけるようになりました。
この日も沢山飛んでいて、雄蜂が産まれる巣の三角蓋が沢山落ちていました。
作業している最中にも次々と産まれていました。
雄蜂が産まれるのというのは、女王蜂が居なくなり、働き蜂が無精卵を産むと雄蜂が産まれるそうです。
そういう訳で、無王群になってしまったのかなぁ…という事です。
4日目のこの日は、子出しはほとんどありませんでした。
という事は、女王蜂が産み付けていたミツバチがもういないという事ですよね。
産まれるまでの期間は2週間という事は、女王蜂は2週間前まで居て、その後、何かが起こって、去って行ったという事でしょうか。
話しは作業内容に戻ります。
巣板を取り終えたら、空の巣箱を2段乗せました。
ミツバチには、こちらに移って新しい巣を作ってくれる事を期待したいと思います。
移ってくれたら、下の2段を取り除き、取り寄せた酵素で消毒する予定です。
予定した作業を終えました。
こんな大作業中もミツバチはパニックにはならず、怒らず耐えてくれました。本当に良い子達。
ごめんね、ありがとうございます。
うん、、そうなのだけれどね、、、
作業して、巣板の様子を見て理解しました。
もう、恐らくこの群には女王蜂はいないのです。
だとしたら、働き蜂はもう産まれない。
ミツバチの命はひと月。
今いるミツバチは、女王蜂のいた2週間前に産まれた蜂だと考えたら、この群はあと2週間の命…。
作業をしながら、その悲しい現実を突きつけられました。
それならば、そのままにしておいてあげても良かったのですね。
だけど、手を施してみて、回復を期待したのです。
それもこれも、作業してみて分かった事でした。
正解が有るのか、無いのかもわかりません…。