坂爪真吾 著『見えない買春の現場 「JKビジネス」のリアル』を読みました。
↑こちらの本です。
こないだ読んだ仁藤夢乃『女子高生の裏社会』で、JKビジネスというものを知ったので、それについて書かれている別の本を探してたどり着きました。
2017年の本なので、これもコロナ前の本ですねー。
本物の女子高生を雇うJKビジネスはすでに違法になった時期の本です。
この本、今まで読んできたこの手のルポの中では、ある意味一番つまらないものでした。
というのは、これ、すごく構造的で論理的に書かれているんですよ。
とても冷静なんです。
児童買春が起こるのはなぜか?またそれが起こらないようにするためにどんな対策をするべきかとか、そういったことを感情論を排して、そういう商売の構造や商売に関わる人たちの行動などを分析して、啓蒙的ではなく物理的にそんな事件がおこらないようにして問題解決に向かわせようとしてます。
実際はどうなのか私はどうも半信半疑なんですが、児童買春をしてしまった人達は、想像しがちなペドフィリアなモンスターみたいな悍ましい人物はほとんどなくて、実際はごく普通の考え方の普通の人物たちなのだと、著者は主張しています。
その考えの上に立つと、警察の見せしめ的な取り締まりとかあるいは人道的な啓蒙とかでどうにかするよりも、児童買春を危険な事故と見做して、事故の起こらないようなシステムを物理的に築き上げようという考えの方がまあ確かに効果はありそうです。
そんなわけで、この本、あまり扇情的な書かれ方や感情的な書かれ方をしていないので、なるほどなーと納得できる部分は多いものの、読んでいて面白い読み物ではなくなってしまって、味気ないんですよ。
無機質な感じがします。
まあ、娯楽目的で読むような本ではないので、それでいいのかもしれませんけれど。
私は著者の考え方を
(買春客が本当に普通の男性だとすると)
(…自分が女なので男性のそういう生理がどうにも分かりづらくて、何が男性にとって普通なのかそもそもよくわからないのです…)
いらない枝葉をとっぱらったとても合理的な考え方で、対効果という意味ではとても正しいように思えます。
人間ってどうしても感情で動いてしまうので、こういう理性的に問題解決を目指す態度は、私は好きです。
でも、そういう方法って人間味が無いように感じられてしまうものでもあるので。
過度でなく適切な程度に感情的なサポートも、あくまで人間相手であるわけですから、必要とは思いますが。
でないとせっかくの良案も、受け入れてもらえないかもしれません。
ところで、
実はさっきの本の著者の坂爪真吾さんは新潟県出身の方なのです。
私が新潟に来た頃にはすでにありませんでしたが、かつての新潟のおしゃれスポットだったらしいビルの名があとがきに出てきてまして。
高校生の頃の著者がそのビルに入っていたヴィレッジヴァンガードで創刊されたばかりの幻冬社文庫の桜井亜美の『イノセントワールド』を買って読んだそうです。
なんか、そのあとがきが妙にエモい感じで触発されて、買ってしまいましたー。
桜井亜美の『イノセントワールド』。
桜井亜美の作品は昔2冊くらい読んだことあったと思いますが。
このデビュー作は初読みになりまーす。
ついでに、これもメルカリで『イノセントワールド』と抱き合わせ売りされてたので手に入れました。
『クロム・ハート』
…タイトルが、なんか、いかにも、クロムハーツ流行ってた頃に出た本なんでしょうねって感じです 笑
大晦日は毎年の恒例行事で、旦那さんの実家でお食事会をします。
今年はお義母さんが梅の花のお重をとってくれました。
ベビーちゃんにも子供用の小さなお重が!
可愛い♡
ちなみに、ベビーちゃんはこのお重を喜んで見てるだけで、ほぼ食べなかったので、本日のパパとママのお昼ご飯になりました。
ベビーちゃん、食に対してすごく保守的で、なかなか食べてくれないんですよ。
このお食事会でベビーちゃんが食べたのは、エビフライとフライドポテトだけでしたー。
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過去記事もどうぞー↓
7年前の1月の記事です。
今は人気商品でたくさんの種類のキットが出ている、ダイソーのプチブロック・シリーズですが。
この頃に第一弾が発売になったのですよ。
プチブロック、可愛いですよねー。
ベビーちゃんと猫たちが壊すに決まってるので、私は買わないようにしてますけど。
本当はこのシリーズ、色々と欲しいのですー