Richard Scarry 著、『Richard Scarry’s THE BEST MISTAKE EVER! And Other Stories』を読みました。
Random House Children’s Booksのペーパーバックです。











***









今日の本のお供は、我が家の男前、猫5号君です。
猫ちゃんが主人公の本なので、生猫をお供にしてみました!

イラスト猫も生猫も、猫はどちらでも可愛いですねぇ♡








***










本書は、アメリカの子供向け読み方学習教材、みたいです。
中身は英語です。
国語の教科書みたいなもんなんでしょうかね?

私は、Amazonで安かったので、どう言った趣旨の本かよくわからず…というか、気にもせずに買っちゃったんですけど。





裏表紙にはこんなことが、書いてあります。
小学一年生から三年生が自分一人で読むのに向いているみたいですね。

中身は全ページカラー印刷でイラストがたくさんあり、簡単な英文の童話が載っています。

日本人だと、中学生が無理なく読めるくらいの難しさじゃないでしょうかね。










本書の著者は、Richard Scarryという絵本作家です。
最近はリチャード・スカーリーと日本語表記するみたいですが、私が子供の頃はリチャード・スキャリーと書いていたはずです。

私がまだ小さな小さな女の子だったころ。
『スキャリーおじさんの動物絵本』というシリーズタイトルで、何冊かのリチャード・スカーリーの日本語訳の絵本が出版されていました。
私はこの絵本のシリーズが大好きでした。
父や母によく読み聞かせてもらったのを、いまだにぼんやりとですけど、覚えています。

スキャリーおじさんの絵本の中でも、特に私のお気に入りはビジータウンという街を舞台にしたお話です。
犬、猫、狐、カバ、ゴリラ、ミミズ、コガネムシ、ウサギ、牛…等々、沢山の擬人化された動物たちが暮らす街の、楽しい出来事を扱ったシリーズです。

ビジータウンシリーズのメインキャラクターは猫のハックルと、その親友のミミズのローリーです。
ビジータウンシリーズにはいろんなお話がありましたけれど、この二人が主人公のものが多いです。

味のある可愛らしいタッチで緻密に描き込まれたビジータウンの様子に、たとえ文字が読めなくても夢中で絵を見ているだけで、小さな私はワクワクしたものです。




そんなかつての小さな女の子が、今では立派なアラフォー世代となり。
子供の頃の懐かしい本をまた読みたくなって、とりあえずなんでもいいからスキャリーおじさんの書いた本を取り寄せようと思って、一番お手頃価格のものを買ったのが…、今日取り上げる本なのであります。





本書はペーパーバックとは言え、子供向けの薄いものですから、まあ紙質がペラペラの絵本みたいなものです。
でも、印刷はしっかりしていますよ。
イラストははっきりくっきり、十分綺麗で問題なく楽しめます。



掲載されているのは三つのお話です。

The Best Mistake Ever
A Visit To Mr. Fixit
Best Friends

(これまでで最高の失敗
フィキシットさんを訪ねて
最高の友達)

どのお話も英語の過去形が分かれば読めるレベルの簡単な文章に、沢山のイラストがついています。






○ The Best Mistake Ever

猫のハックルがお母さんのお手伝いをしようと頑張りますが、お皿を洗えば洗剤を入れすぎて泡だらけに、埃を払えば部屋中に埃を舞い散らかす…と、失敗だらけの散々な結果になってしまい。
ついにお母さんに、「お使いに行ってちょうだい」と、ていよく追い払われてしまいます。

ハックルはスーパーマーケットに向かいますが。、
なんと、今度はお母さんから渡されたお買い物メモ(バター、クリーム、りんご、じゃがいも、オレンジ)を家に忘れてきてしまいました。

そこで偶然出会ったのが、親友であるミミズのローリー。
ハックルがお母さんに頼まれたものを思い出すのを手伝ってくれました。

ハックルが「お母さんはバターって言ってた気がする」と言えば、ローリーが「そりゃピーナッツバターに違いないよ」と、ピーナッツバターを買い物かごに入れてくれます。
「ええと、クリーム…」「アイスクリームだ!」
「りんご?」「アップルパイだ!アイスクリームに合うからね!」
「じゃがいもじゃなかったかな?」「ポテトチップスの方がいいよ!みんな大好きだからね!」
「オレンジを忘れるところだった」「オレンジソーダがいいよ、ポテトチップスには飲み物が必要だよ!」

こんな具合にお買い物は終わって、お家に帰ったハックルとローリーでしたが。
お母さんはお願いしたのと違うものばかり買ってきたハックルに、怒ってしまいました。
ハックルはまたもや大失敗をしでかしてしまったのです。

ところが…







○A Visit To Mr. Fixit

猫のハックルが母の日のプレゼントに、素敵な鳩時計を買いました。
早くお母さんにプレゼントしたくてたまらないハックルは、自転車のカゴに時計を入れると、後ろにローリーを乗せて、急いで家に帰ります。

気が急いているハックルは自転車を飛ばしまくり、ローリーが危ないと注意しても、スピードを落とさずに暴走します。

そんなことをしていたら、案の定、郵便配達の豚さんにぶつかって事故を起こしてしまいました。
せっかく買った鳩時計はカゴから飛び出して壊れるし、郵便屋さんのお手紙は散乱するし、大騒ぎです。

ハックルは犬のおまわりさんに叱られます。
あんなスピードで自転車を走らせちゃいけない、しかもベルも鳴らさずに!

しかし、ハックルの自転車のベルは壊れていたのです。

犬のおまわりさんにベルを治すように指導されたハックルは、キツネの修理屋さんのフィキシットさんのところに向かい、壊れた自転車のベルと、鳩時計を修理してもらいました。

綺麗に直った自転車ベルと鳩時計に満足して、ハックルは今度はゆっくりと自転車をこいで、家に向かうのですが…







○Best Friends

猫のハックルとミミズのローリーは仲良しです。
一緒に学校に行って、並んで座って授業を受けて、おやつ係の仕事も二人でこなし、休み時間は二人で遊び、学校が終わっても二人でハックルの家に帰って遊びます。

今日はハックルのお誕生日です。
いつもよりもローリーに会いたい気持ちが膨らみます。

ところが、なぜか急に今日になってローリーの様子が冷たくなり。
ローリーは学校には一緒に行ってくれないし、授業は自分とは違う子の隣に座って受けているし、休み時間は遊んでくれないし、おやつ係の仕事も別の子と一緒にやっています。
ハックルは落ち込みます。
人生最悪の日だ!

ローリーはどうしちゃったんだろう…?












三つのお話、全て可愛らしい子供向けのストーリーです。
そして、イラストがどれもこれも、すごく可愛いんですけど、私が特に好きなのは猫のハックルの表情です。

といっても、あまり、表情豊かでもないんですよ。
逆にあまり表情は変わらないくらいなんですけど。
そこが、返っていい感じなんです。
すっとぼけたような、ゆるさもあって。


お母さんに怒られてる時も、


なんだか、あまり反省しているように見えないし(笑)



おまわりさんに叱られている時も、


あまり深く考えてなさそうです(笑)

なんか本物の猫みたい!
猫って叱っても、こんな表情しますよね?
うちの子たちだけかな?
「なんで怒られてるのかわかりません」みたいな顔して現実逃避してる感じなんですけど。




なんかこの表情の乏しさが、かえって想像力を掻き立てられて、魅力的なんです。
キティちゃんの無表情と同じで、無表情だからこそそこにどんな感情でも想像することができます。


あと、それから、動物の着ている服も可愛くて好きです。
ミミズのローリーが一足だけの靴を履いてるところなんかも、細かくて好きです。
なのになぜか、ハックルは素足なところも好きです(笑)














このペーパーバックのシリーズ、安かったし、綺麗だし、絵本がわりに集めてもいいかなー?と思いました。

スキャリーおじさんの描く動物はやっぱり最高ですね!
ハックルとローリー大好き!

















***










私のブログ内で読書感想文の記事はインデックスページを設けてまとめてあります↓



過去記事もどうぞよろしくです。
コメント等もお気軽に。









***









普段お酒を飲む?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


恋人に健康上の理由であまりお酒を飲んで欲しくないので。
私もお酒は飲まないことにしました。

まあ、たまになら、いっぱいくらいは二人で飲んでもいいかなとは思いますけどね。


私はこないだタバコもやめたばかりだし。
酒もタバコもやらない、とってもクリーンな人間になってしまいました… 

うーん、人生って何が起こるかわからないなー。
まさか自分が、酒タバコやめてしまうとは…