仕事を辞めようかと。どう思いますか?
まだ入社して二年ちょいの若者からです。
この歳になるとこんな話題で若者から相談を受ける機会が増えました。
僕にとっても働き手が減るのは痛いし、辛い気持ちがあります。只でさえ過労気味な会社ですからね。
でも、僕がそういう人を引き留めたことはこれまでに一度となく勿論説得なんて縁のない行動です。
一番会社を辞めたくて仕事をしてるのが僕ですから。辞めていく人の気持ちはそのまま僕の心の声を聞いてるようで、なだめることは出来ないわけです。そんな表面的な心情ではサラリーマンはやっていけないと思いますから。
どうぞ辞めなさい。思うように行動しなさい。
若者が丸く収まったら何の夢も描けないぞ!
心配しなくても仕事は何かしらある。
どんなに歳とっても何かしらある。
だから今は型にはまらず、はみ出た生き方に必死になってくれよ。
こんな言葉を何度言ってきたことか。
相手にどう伝わってるのかはわかりません。
情に訴えて、情で覆そうなんて企みもありません。
本当に若い人達には少なからずの失敗を経験してでも、理想を追いかけた冒険をしてほしいと思ってます。
同じ様に僕も言われて来ました。
僕にも夢はあり、それに向かう気持ちもあった。
でも、格好ばかりの僕にはどこかで尻込みしてしまう気質があり、口で言い分けばかりを並べる軟弱な野郎だったわけです。
この歳で過去の自分を見詰めると、ほんと勿体ない時間を過ごしたなぁ。こればかりです。
若さの頃に雇用にしがみつくだけがゴールではないですから。
今の僕は雇用を離れる事なく無難に仕事をこなすのがこの先を照らしてくれてる灯りとなってるわけで。
あの日の僕が少し悲しげに僕を見つめてる。
そんな顔で見るなよ、と作り笑いの今の僕が応えてる。
若者には素敵な笑顔のままでいてほしいですよ。