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様々なアルバイトや派遣での仕事をしてきましたが、
肉体的にきつかったのは引越屋ですね。
体力に自信がないにも関わらず、何故このバイトを選んだのか
今となっては不思議でしょうがないですw
ですが、肉体派の人にとっては、それほどでもないでしょうね。
万人にとって辛いのは、やはり精神的にきつい仕事。
私が経験した中では、工場のライン作業が、それでした。
まず、仕事を覚えるまでが大変。
限られた時間の中で、決められた作業を
終えなければなりません。
そうしないと、ラインを止めてしまうことになるからです。
そして、ある程度慣れて、スムーズに作業できるようになると
工程をひとつ、増やされます。
これまでビスを3本締めていたところを、
わずか1本増やされただけで、大慌て。
ほんの何秒かの作業ですが、1時間に100台とか
200台とか流れてくるわけです。
1秒の遅れが、何十秒、何百秒になっていきます。
でも、そうやって遅れを取り戻そう、
コンマ何秒でも早く、ビスを打ち込もう。
と、必死で作業しているうちは、まだ楽。
だって、これは肉体的にきつい作業だから。
本当の地獄は、体が作業を覚えて
完璧に、こなせるようになってから。
とにかく、暇! 時間が経つのが遅い!
いったんラインが動き出すと、3時間とか4時間とか
流れっぱなしで止まりません。
慣れない内は必死で、あっという間なんですが
無意識に作業できるようになると
時間の流れが、スローモーションというより、コマ送りに。
私、妄想が趣味で、暇さえあれば自分の世界に
浸ってるんですけど、それだって限界があります。
妄想が尽きると、工場の騒音をいいことに
大声でアニソンなんかを、歌ってましたねw
たまになんですが、遅れてるラインがあって
そっちの残業に駆り出されることがありました。
ラインに入っているのは、パートの主婦や
アルバイトが多数いますので、残業が出来ない人がいますから。
そんな時は、積極的に参加してました。
2時間程度なんですが、慣れない作業に着いていくだけで精一杯。
ようやく、こなせるようになったころには、作業終了。
2時間の作業が、いつもの30分ぐらいに感じました。