イジメではなく、犯罪です。 | Berryz LogBook

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いじめがでたクラスの担任は減給というワタミ会長の提案どう思う? ブログネタ:いじめがでたクラスの担任は減給というワタミ会長の提案どう思う? 参加中
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ざっと目を通しただけなので、間違ってるかもしれませんが
ワタミ会長の真意は、「360度評価」を取り入れることにあり
生徒や保護者からの評価をもっと重視すべきである。

という仕組み全体に対して言及したんであって、
いじめ問題はその一部に過ぎないようです。


全体を見ずに、発言の一部だけを取り出して騒がれる。
これって、怖いことだよね。

と、捉えるか

センセーショナルな発言をぶち上げて、話題性を煽る。
なんて、あざとい手法なんだ。

と、捉えるか。

興味深い問題ですね。


ワタミ会長の真意はともかく、イジメのあったクラスの担任を
減給するのいうのは反対です。

そもそも、イジメやケンカというのは、
生存競争を生き抜くための本能がなせる業。

起きないほうが、おかしいです。

集団行動を営むことによって、そういった問題を解決し
社会生活に適合した人格を作り上げて行く。
それが学校という組織の役割のひとつでもあります。

単に学問を教えるだけなら、塾で充分。

だとすれば、喧嘩両成敗の如く、イジメた側も
イジメられた側も退学処分にしようとした
私立の高校は、至極全うな処分をしたのかもしれないですね。

だって、私学に求められるのは進学率なんだから。

そうやって、開き直るんだったら、立派です。

くだんの高校が、どれほどの進学校かは知りませんが。


少なくとも公立校、たとえ私学であっても義務教育の
中学校までは、一人の社会人として送り出す義務はあります。

イジメは特別なことではありません。
ないクラスの方が稀でしょう。

真摯に受け止め、如何にして問題を解決したか。
そのことを明らかにすることこそが、大切なんじゃないでしょうか。


そして昨今、話題になってるイジメ問題。

もはやイジメという言葉で括れない、犯罪と言っていいレベル。
ひとつの大きな事件が元で、過激な事例ばかりが
マスコミで取り上げられています。

学校という、組織の中では処理しきれないんじゃないか。
そんな論調が多くを占めています。

本来、教育現場で処理すべき問題までが「イジメ」という
言葉に縛られ、結果的に全てを隠蔽するという悪い循環に
陥っているように思えます。

ただ、深刻なイジメ(とは言い切れない犯罪行為)が
単純なイジメの延長線上にあるのが、難しいところですね。


様々な人間関係の中で、特定の人を見下したり、見下されたり。
いじられたり、いじったり。

道化を演じることで、その世界で生き残る術を見つける人もいます。

イジメのある社会で、いかにイジメられないようにするか、
イジメられることによって、いかに生き残るのか。

本来、それも処世術のひとつであって、子供時代に学ぶべきことですね。


ただ、今問題になっているのは、その先です。

行為がエスカレートした際、勇気を持って
「これは犯罪だ」と言える、教師が居るのかどうか。

減給したんでは、手を挙げる人は居ないでしょうね。

勇気を持って「ウチのクラスは崩壊してます!」
と言える雰囲気が欲しいです。