まさかの連続投稿をしているバズです。
今回は回復期で行なっている臨床の流れを僭越ながら書いていきたいと思います。
急性期やクリニックの方から、「回復期って3単位も何やってるの?」という質問をとても受けるので今回書いていきたいと思います。
たかが1年とちょっとの経験なので、もし他の先輩回復期セラピストが同じ事を書いていればそちらをご覧いただいた方が為になると思います。
①ROMex
これはどこでも良くやると思います。
関節可動域の拡大を図ることもあれば、徒手的に関節・筋のアライメントを整えて可動域を広げたり、筋収縮を促通する方法もあります。
後者はボバースセラピストやオステオパシー、関節ファシリテーション(SJF)を勉強している方が多い印象です。
②筋力強化ex
これも良くあります。
回復期に入院する患者は、高齢者が多いです。そのため、術後や発症後に筋力低下を生じている方が沢山いらっしゃいます。
アライメントを整えて筋出力を上げるのも大切ですが、そもそもの筋力を上げることによるメリットも沢山あるので僕は徒手誘導を併用しながらよくやります。
対象疾患や患者の入院時期によりますが、大体①②で0〜35分行います。どこを、何を重要視するかでここら辺は変わっていきそうです。
多くは背臥位での介入ですが、人によっては腹臥位や座位、立位で行う事もあるので色々なバリエーションを考えて介入する必要がありそうです。
③座位練習
こちらは端座位保持、車椅子離床、端座位時のワイピングやリーチ動作等、様々な座位を含みます。
あくまで僕の意見ですが、座位姿勢が悪い人は起立着座、歩行時の体幹の使い方が良くない方が多い印象です。
歩けても座位から介入する方は沢山います。また、座位は生活の中で長い時間行う肢位なので座位姿勢を変化させる能力や保持する能力を獲得することはADLの質を高めることに繋がると考えています。
歩ける人は座位練習から行なったりします。僕の場合は、座位練習では筋力強化目的っていうよりは協調性を高めていく介入の方が多いような気がします。
ここら辺も十人十色かもしれません。
④起立着座練習
個人的に大好きな練習です。
端座位保持できない患者、pusher現象が出現している患者には効果抜群です。上手くやれば…。
動的な動きになればなるほどハンドリングを練習しているセラピストにとっては腕の見せ所と思います。
こちらに関してはボバースセラピストの方がとても上手いです。いつも参考にさせていただいています。
また、筋力強化としても優秀です。
ある先生は、起立練習を1日100回以上行うことを推奨しています。
これは臨床でも実感します。介入時に50回近く行なって1ヶ月経つと座位・立位バランスがとても良くなった方がいました。起立着座練習バンザイ。
しかし、膝折れや起立性低血圧(OH)などのリスクもあります。
新人になればなるほど膝折れは起こしやすいと思うので気を付けてください(僕も1年目の上半期にやってしまいました)。
⑤移乗練習
こちらも好きな練習ですが、下肢の支持性、体幹の不安定、脱抑制などの高次脳機能障害を呈している方などの方はリスクが高いです。
上記に当てはまる患者は多くいると思うので、とても緊張感の出る練習だと思います。
やるたびに毎回緊張します。
しかし、移乗動作は移動範囲を格段に広げるために必須となるのでどの様な方でも動作獲得を目指すのではないでしょうか。
移乗介助、治療のハンドリングを練習ことはとても重要だと日に日に感じております。
⑥立位・歩行練習
長くなったので少し端折ります。
こちらは、支持基底面が狭く転倒リスクが高い肢位です。
しかし、移乗・移動時に必要となることがとても多いです。また、多くの患者に対して歩行獲得を目標に介入を行います。
PTとしては、こちらの分野は抑えておきたいです。
といった内容が主なプログラムです。
他にもまだまたある上に、上記の内容を全ての患者に行うわけではないのでご注意下さい。
ちなみに屋外歩行やトイレ動作練習、階段昇降などの練習もよく行います。
回復期には自宅退院を目指す方がほとんどなので、相手の希望を聞きながら自宅で必要になる動きの獲得を図ります。
意外と人によっては3単位でも足りないと感じる方もいるので、自宅に帰るってことは簡単ではないと感じる日々です。
長くなったのでこれで終わります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。