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読売新聞『人生案内』を勝手に回答

読売新聞の朝刊に掲載されている元祖お悩み相談コーナーの『人生案内』。

沢山の回答者が、的確な(時に?)回答をされているので、じゃあ私も一言!というわけで、はじめてしまいました。

中途半端な時期からですが、どんどん回答しまくります。

ご期待あれ。

     *☆*:;;;:*☆*:;;;: 本日のお悩み  ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




『長男夫婦と同居したい』



今回の回答者は、作家の久田 恵さんでした。



60歳代後半、自営業女性。夫は他界。

以前、長男の子どもが小学校入学を控えていたときに、長男夫婦から同居の話しがあった時は断ったが、仕事を辞めたくなかったので、断った。

今は下の子どもが小学校入学前だし、自分も同居したいが、今度は長男夫婦が同居を拒んでいる。



嫁さんから

「子どものお守りをしてもらいたかったから、同居を提案したのに断った。だから、今更私たちは同居を考えるわけにはいかない。」



とのこと。



それでも、同居したいご相談者の意図がみえません。




親と暮らすことは、ごく自然になされなければならないのに、何故か「長男」だとか、跡取りだとか、親と暮らすのにそんなに条件が揃わないといけないのかが、わかりません。



しかも、孫の面倒をみるだとか、便利に使われるのは目に見えているのに。



いくら寂しいからと言って、揉め事が起きる可能性大!の環境へ、自らを向かわせるのは、如何なものかと思いますよ。



住んでいる地域の環境にそういったまだまだ、昔ながらの「家長制度」が根強く残っていて、数世代同居が当たり前で、長男がいるのにどうしてあの家は・・・みたない風潮があるなら、同居に固執してしまうのは、わからないでもありませんが・・・。




健康で、近所付き合いもほどほどにしていて、趣味などあるのでしたら、一人暮らしを謳歌し続けるのは、問題ないように思います。



一人でご飯を食べるのが寂しければ、一番良いのは「動物」です。


それも、数種類飼うのです。


一匹や、一羽だと、もし死んでしまった時に倍になって寂しさが襲ってきます。


でも、数匹、数羽、なら他の子もいるので、そうはしていられません。



人間は、皆結構孤独です。



大勢で暮らしていても、孤独を感じるよりいいかもしれません。



それに、長男と同居という呪縛に負けないことです。



何の意味も持たない慣習です。







 






  ○●○●○●○●○● 本日のお悩み  ○●○●○●○●○●



『過食症20年の30代娘』



今回の回答者は、心療内科医の海原純子先生でした。



60歳代母親。

10歳代の頃から過食症に苦しんでいた娘。

親としてやってあげられることは全てやった。

今後が心配。



原因を追究すれば、治してあげようとしている人が苦しみ、果てしない喪失感と限界を感じる療養と治療・・・の繰り返し。


専門家にもなれるくらい、ご両親はあらゆる療法を試し実行し、一喜一憂の毎日を20年間も過ごしてこられたんですね。



過食というのは、食べては吐き、また食べるというのと、食べても食べても満腹感が得られず、ドンドン肥満になってゆき、外出するのが億劫になり、それがストレスでまた食べる・・・というのを繰り返す。


下剤を飲んだり、リストカットしたり、自分の中で何かが沸騰するみたいになるんですよ。


私の知る、ある女性の患者さんの事を思い出しました。


彼女は不安になるとすぐ入院を希望して、1週間くらい病院に「お泊り」にやってきます。


その間、母親が付きっ切りで常に一緒にいます。

彼女は、バイリンガルで「一流」と言われる商社に勤めていました。


結婚した夫も同じようなタイプで、華やかな交際の後結婚。


しかし、やがて浮気が発覚。


彼女は過食症とウツを患いました。


今彼女は40歳代半ばで、167cmの長身ですが、体重は40キロを切り、骸骨のような風貌です。


骨と皮で歩くのもゆっくり、声を出すのも大変そうですが、タバコを吸いに屋上まで歩く時はうれしそうに歩きます。


そんな時もお母さんが付き添い、手取り足取り彼女を面倒みています。



職員の一致した意見ですが、あの二人は一生離れられないだろうということでした。



ご相談者の娘さんは、働き彼もでき、ご自分の道を歩み始めているようですね。


頑張った甲斐があったのですよ。


人間は、ひとつの事が成功すると、またひとつ上へ行こうと努力します。


だから、人類は発展するんですが、何もかもそうしなきゃいけないかというと、そうではないんですね。


チャランポランな、いい加減な、適当な、不完全なものでも、何とかなるものです。


(そういう私も結構いい加減なものです。)



手や足が無くても、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、人は何とかそれなりに生きているんです。


五体満足な人が大きな声で語ることではないですが、完璧な人生を生きている人なんて気持ち悪いです。



そもそも、普通の生活、なんて基準はないですよ。


犯罪で成り立っているのは困りますが、そこそこ不自由があっても、人と少し違っても、いいじゃないですか。



娘に関わる時間は残りわずか・・・なんて言わないで、夫と合わせれば後何十年ある。と前向きに思いましょう。



元に戻らないか、彼と別れたらどうしよう、まともに結婚し子育てしていけるのだろうか・・・彼の前でも食事ができるのはいつだろう・・・



心配すればキリがありません。



仕事を持ち、働いて収入を得る楽しさを知りました。

彼のいる毎日も知りました。


親としての希望のハードルを少し下げて、夫と久し振りに旅行に出かけてはどうですか。



娘さんに「生まれてきて良かった」と思って欲しいとのこと。



もう、充分思っていると思います。



こんなにご両親から愛され、慈しみの気持ちをもらい、そして彼までできたんです。


ご両親がハードルを高くしていたら、娘さんはまたそれに挑戦しなければ!とプレッシャーを感じます。


信じて遠くから見守る。そのままで充分と言ってあげてください。



         o(_ _*)o  本日のお悩み o(_ _*)o




『生活不安でも危機感ない夫』



今回の回答者は、スポーツ解説者の増田 明美さんでした。



40歳代パート主婦。


会社員の夫、高校生の子ども二人の4人家族。

夫は、給料が少ないのに18時に帰宅するとテレビの前でゴロゴロ。

家計を補うために自分はパートに出て、資格を取得するために勉強している。

他の家庭と比べてしまう。


平均的な給料ももらえないくせに、夫は「このままでいい」と言う。

夫を蔑んでみてしまう。




夫と同年代の男性で、部長職についた人も知り、心穏やかではない様子。


夫の今の職場では、試験を受けて上級職を目指せるシステムがあるのか、書いてないのでわかりませんが、夕方18時に帰ってくるって・・・!!



職場に近いところに住んでおられるのでしょうが、そんなに早く帰ってくるのであれば、家事を手伝ってもらったりできますね。



それにそんなに早く帰れるのなら、自分と同じに資格試験にでも挑戦する時間もあるのに・・・と、妻であるあなたは、自分の価値観を理解して欲しいという気持ちがあらわれています。



そもそもこの夫はこれ以上頑張って、給料が少し増えたからってどうした。という感覚なんでしょう。


世間の生活水準と、自分の家庭の生活水準を比べてあせっているのか、子どもたちの教育費が不安なので焦っているのか、見栄や虚栄心もあるし、現実問題としての生活環境改善もあるし、それが「向上心」だと言えば、それはそれでちょっとね



あなたは子どもたちが小さなころから、バリバリと働き、家計に貢献してきたわけではなく、いわば仕方なく、パートにでたようなものですよね?



教育費の心配もなく、夫は部長職で、自分は優雅に妻の座・・・なんて、理想はすてましょう。



ただ、これだけは、ハッキリと夫に宣言しましょう。


子どもの可能性を伸ばすことは親の義務です。


現状の生活は夫がよくても個人の感情であって、それを家族に押し付けてはいけません。


家族のそれぞれが、持分でできることを努力し、人の努力を尻目に「ご勝手に」態度は止めること。



頑張っている人に対して、その頑張りを評価することも大事。


夫はマジメに働いているわけですから、それは、きちんと評価しありがたいことを伝えましょう。


自分の価値観を押し付けるのではなく、理解してもらえるような歩み寄りが必要です。


夫と結婚し、子どもを作ったのはあなたなのですから。


子育てにはお金はかかります。


でも、それはわかっていたことですよ。


夫のおおらかな楽天的なところが、カチンとくるんですよね。


話しを難しくしないで、簡単に言えばいいんです。


周りと比べてしまうとか、そんなことでウジウジ考えている自分もイヤだ、とか。


もっと余裕のある生活がしたい。とハッキリ要点を言えばいいんです。



子どもを作るのは簡単で楽しい行為ですが、この「責任」を軽んじている人が実に多いのは嘆かわしいことです。


ご相談者は、不器用だけどがむしゃらに頑張っている。


頑張れ。お母さん。