アクシーズクイン ヨヒヤミ と アグラスカートが2020年秋冬からアップデートされています。
アクシーズクイン ヨヒヤミ
ヨヒヤミは停滞時に着るインサレーションであり、行動中に着ることは想定していません。
だから、デザインはプルオーバーに拘ってます。
停滞時に着るということは途中で着たり脱いだりすることが少ないので、フルジップタイプのジャケットのように全開にする必要がない。
行動が終わったら被る、行動が始まる前に脱ぐ、これだけのことですからプルオーバーで何の不自由もないし、腹部にジッパーがないということはコールドスポットの発生しにくく、長時間休むときには何よりもリラックスできます。
アップデートされた素材についてご説明します。
まずは、このフカフカの中綿について。
前モデルはウール35%の中綿『Thermo Wool』が採用されてましたが、新しいヨヒヤミの中綿はなんとバージンウール100%。
ウール100%の中綿!?
初ですね。
組成表記上はウール80%、ポリ乳酸20%となってますが、このポリ乳酸は中綿の形状を安定させる接着剤の役目で使われており、中綿自体は紛れもなくウール100%なのです。
この中綿は同じ重量の一般的なポリエステル綿よりも、嵩高性に優れ、少ない綿量でもしっかりとロフトが膨らみます。
よって同じ重量の一般的なポリエステル綿よりも軽量で暖かい。
さらに、ウールの中綿は化繊綿100%よりも調湿性(吸放湿性)に優れていることで衣服内を快適に保つことができます。
その中綿を、各部の封入量を変え、効果的に配置されています。
停滞時には、テントだろうがハンモックだろうが、ただの休憩だろうが、大体こんな感じの前かがみの姿勢になるかと思います。
停滞中の寒さを凌ぐウェアとして使用することを想定して作られたこのヨヒヤミは、背中側の中綿を一番厚くし、前面は最適な綿量、そしてフード部分は綿量を減らしている。
一番冷えを感じる背面に90g/㎡、袖と前身頃に60g/㎡、ニットキャップなどを被るであろうフードには40g/㎡と効果的に中綿をマッピング。
暖かい熱は背中から上へと上がっていき、寒い時にストールやブランケットを肩から掛けるだけで暖かいように、背中側の綿量を増やすことで、効果的に冷えを防ぎます。
ここまで考え抜かれたインサレーション他には無いはず。
次は生地。
表地はPERTEX QUANTUM 20dn
20dn × 20dn のマイクロリップストップで、撥水加工が施されています。
ちなみに、この生地は裏面にダウンプルーフ=中綿が吹き出さない特殊な加工がしてあります。
とても柔らかく、肌触りの気持ち良い裏地には、PERTEX QUANTUM AIR 20dn × 20dn マイクロリップストップ。
この「QUANTUM AIR」を採用できたことが、かなり大きなアップデート。
一般的インサレーション(アクティブシンサレーションを除く)には、中綿が抜け出さないように表地も裏地もダウンプルーフ加工が施されています。透湿性があると謳いながらも、汗をどんどん放出するほどの機能はありません。
誰もが行動中に汗をかき、ベースレイヤーは乾かぬまま、身体を冷やす前にインサレーションを着用します。
その状態で透湿機能のない表地と裏地であれば、当然体温で温まった内部の湿気により、裏地に結露がおきてしまします。
凌デザイナーは、他の中綿ジャケットで何度となく結露状態を経験し、最適な組み合わせを考え続けた。
そして何度もサンプルテストを経て辿りついたのが、この新しいヨヒヤミの素材の組み合わせ。
表地/PERTEX QUANTUM :防風性があり中綿が吹き出さない加工がされていて透湿性のある素材
中綿/lavalan wool insulation :汗を一旦吸収して表地へと受け渡せる素材
裏地/PERTEX QUANTUM AIR:高い透湿性などではなく高い通気性のある素材
これによって汗を掻いた状態で着用しても汗を結露させずに透過させ、中綿を介して表地の透湿性で汗の湿気を放出させることができる。
見た目は大きく変わってなくても、実はかなり良くなってます!!
こちらもヨヒヤミ同様の新素材にアップデートされてます。
アグラスカートって何?
という方は、是非前回のブログでご確認ください
↓ ↓
次はデザインについて
着丈は少し長めです。
腰周りをカバーしてくれるため、暖かく感じます。
お尻が隠れるか隠れないかくらいの設定(私はかくれてますね)。
この着丈は、座って前かがみになった時にも腰周りをしっかりとカバーしてくれるので、すごく良いですよ。
フード前を深くして首まわりの保温性を確保しています。
フロントジッパーは斜めにオフセットさせることで、長時間着用しても顎や口にジッパーが当たらないのでストレスがありません。
ジッパーは信頼のYKK、上下開き。
フロントジッパーは深く、下からも開く凌オリジナルの仕様。
これはベンチレーションのためではなく(もちろん換気にもなりますが)、インナーにレイヤードしているシャツなどのポケットにアクセスするときにジッパーを全開にしてせっかく温まった衣服内を冷やさないためです。
袖のずり上がりを防ぐための手甲ループ
腰のポケットは左右が貫通しているので指先が凍えるような時には中で手を握って温めることができます。
ポケットの内部には当然中綿が入っているので保温性が高い。
カイロなど入れても効果的。
絶妙な位置と、最適な角度に配置されたポケットジッパー
入れた物もが落ちにくく、
ストンを手を下した自然な位置にくるように設計されてます。
小振りなフードは視界を妨げない。
フードと裾まわりのフィットを調節するコードロックはごろつかない薄手での物。
片手でも操作できる仕様。
最後にサイズ感。
173cm/63kgの私はいつも通りMサイズで。
今期のこの鶯茶が、ちょっとミリタリーカラーぽくてかなり好評。
いつも朝日さんさんの早朝に撮影するので、写りがテカテカですみません。
もちろん日陰に入ればもっとダークな感じです。
今期は生地の都合上、この鉄紺の在庫がほとんど上がってきませんでした。
どのみち、毎年鉄紺が一番人気なさそうですが、、
人気の墨色と鶯茶は、あと少しだけ在庫あり。
先日もお伝えしました通り、今年は綿ものの動きがとても早く、在庫がいずれも少量です。
今年は寒いらしいですよ~。
是非お早めにご検討下さい。
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