アクシーズクイン ヨヒヤミ と アグラスカートが今期大幅にアップデート。

 

まずは、中綿にウールを混ぜた“凌ぐインサレーション”AXESQUIN ヨヒヤミ

 

昨年のテスト風景。

アクシーズクインの商品は開発段階からハードなテスト状況まで、素材の選択、細やかな設計と拘りまで、自身で何度もテストし、更にデザイナーからの生の声を直接何度も聞けるのが私の大きなメリットであります。

 

 

 

素材は化繊綿と天然繊維の素晴らしさを兼ね備えたウール混の中綿『Thermo Wool』。
Thermo Wool は同じ重量の一般的なポリエステル綿よりも、嵩高性と調湿性に優れるウールを混ぜることで、少ない綿量でもしっかりとロフトが膨らむ。


よって同じ重量の一般的なポリエステル綿よりも軽量なのに暖かい。


さらに化繊綿100%よりも調湿性(吸放湿性)に優れていることで衣服内を快適に保つことができる。

 

表地をPERTEX QUANTUM の20d、裏地には10dを使用することで、体温を衣服内に伝えやすくし、そのことで中綿のロフトを引き出して暖かさをより感じやすくしている。

 

 

 

 

まず昨年から変わったのは長くなった着丈。

ガチなブランドの一般的なダウンジャケットは、ハーネス等を装着する前提で着丈が短いものばかり。

 

しかしシノギングはハーネスつけない、停滞するばかり(笑)

腰まで覆うようになった着丈は、腰回りがダウンパンツ等と重なり合い、暖かさは大幅にアップ!

 

また、この長い着丈は座った状態でも裾から冷たい空気が入り込みにくくなっている

 

 

 

 

かなり長めに配置されたフロントジッパーは、下から開ければフード周りを閉じたままでベンチレーションとして機能する他、ウェア内へのアクセスが楽々とできる。

ハンドポケットのジッパーが斜めになって手入れがし易くなった。

ポケットは左右貫通しており、カイロを入れたり、アルファ米などの湯戻しの時間短縮などにも便利。

 

 

 

 

 

テストしてかなり良かったと思ったのが、この『凌ぐ中綿マッピング』。

アップデートで大きく変わったのは、各部の中綿を最適なマッピングで配置されてること。


主に停滞中の寒さを凌ぐウェアとして使用することを想定して作られたこのヨヒヤミは、背中側の中綿を一番厚くし、前面は最適な綿量、そしてフード部分は綿量を減らしている

 

動的インサレーションは背中側の綿を省くなどしているものもあるが、このヨヒヤミは静的インサレーション(停滞時の保温着)。

暖かい熱は背中から上へと上がっていくので、背中側の綿量を増やすことで暖かい。

 

 

 

 

ヘルメットは想定していないため、フードは小ぶりな設計に変更。フィット感はとても良い。

フード部分には綿は少なめ、フードにはそんなにバフバフ要らないですもんね。

綿量は前面60g/㎡、背中側90g/㎡、フード部30g/㎡、これが数々の経験の中から生まれた『凌ぐ中綿マッピング』。

 

背中部の綿増量や、長くなった着丈によって、前モデルよりも断然暖かくなったにもかかわらず、素材の変更や最適な綿量をマッピングするなどして重量増を防いだ。最高じゃないか。

 

 

 

 

昨年のモデル。

皆さんご存じの通り、僕は毎年雪山に何十泊もしているが、昨季は全てヨヒヤミで寒さを凌いだ。

マイナス15℃を下回るような雪山泊であれば、このヨヒヤミ単体では少し心もとないかもしれない。

しかし、今は行動着にアルファなどのインサレーションを着用しているため、それと重ね着することで余裕で寒さを凌げた。

トータルでの重量も大分少なくなった、良いことずくめ。

 

 

 

 

そして、何だこれは!

そうです、これがダウンパンツよりも暖かい、中綿入りスカート“アグラスカート”。

 

ヨヒヤミを同じように素材変更された。

リバーシブルを廃止し、裏地を10dにすることで、ヨヒヤミと同じく暖かさアップしたにもかかわらず軽量化

 

写真は172cm/60kgでLサイズのサンプルを着用してますが、175cm位までの方であれば、ほとんどMサイズで良さそう。

しかし、下から穿くのではなく、上から着る場合はLのほうが上半身からすっぽり入る。

 

 


ダウンパンツであぐらをかいた際、膝また腰が突っ張りロフトは潰れてしまい、寒さが伝わってくる。
そこで考えられたのがこの足が突っ張らない、コールドスポットがない、あぐら専用の中綿入りスカート『アグラスカート』。

 

 

 

 

足をすっぽり中に入れるためのもので、膝が突っ張ることなく中綿がしっかり膨らむ
スカートでは下から冷気が入ってきて寒いのでは?
心配ご無用、暖かい空気は上にあがるのでとても暖かい。

 

 

 

ウェストの腰の部分は、座った時にずり落ちて寒くないように深くしてあり、腰のスルーポケットはパンツのポケットにアクセスできる他にハンドウォーマーとしても有効。

大股では歩けないが、膝巾が広いので歩きやすく階段も難なく上り下りできる。

 

 

 

アグラスカートを頭から被ってスルーポケットから腕を出せば、腰周りまでしっかり覆うとても暖かいベストとしても使える。

上の写真は、私の娘がLサイズを着てるので、ワンピースになってますが(笑)

 

小柄な方であればそのまま「体育座り」でからだ全体を温めることもでき、座った状態でも立った状態でも足腰をしっかり温めることができる最高の凌ぎアイテム。

見た目は変だが機能的!笑

 

 

 

 

 

そして言いたいのはアグラスカートはハンモックだけのものではない!

ハンモック泊よりもテント泊のほうがあぐらをかいてる場面は絶対に多いはずです。

冬のテント泊からハンモックのリラックスタイムをポカポカに保つこの“変なヤツ”は超おすすめ!

 

 

 

 

~宵闇~

「日が暮れて間もないころの薄暗さ」

日が落ちて宵闇に沁みるウールの暖かさ・・


急に冷え込む秋冬の宵闇に、バックパックの隙間に突っ込んできた「ヨヒヤミとアグラスカート」が良質な暖かさを提供します。

 

 

では。