本来人間というものは安易に生き、楽して生きる事に傾注する事に努力する。 生き甲斐、幸せを感じる姿をみたいなら、動物園にでもいってエサでも与えれば、動物は満足するし、後は遊んで、適当に寝ている。 最近、よく韓国や中国に対して、平気で「民度が低い」「小中華思想の産物の肥大」と言う論調が主流だが、果たしてそう言い切れるか疑問である。 それと言うのも日本史だけでの中で見ても、決してそうではなかった時期があるからだ。 それは、もう魏志倭人伝の頃から、現在まで、枚挙に暇がない程だ。 そもそも「倭人」という言葉は「チビ」をあらわすが本場の中国の書物には「チビ」としての蔑称として出てきてないため、特に悪い意味でつけられた名称ではない。 その本意は「委ねる」、つまり、「礼儀正しく、純朴である。」こ1 
  
とをあらわす事にあり、中国の人々も日本を馬鹿にするときは「小日本」「鬼」である。

歴史というものは世界共通で、農耕が始まれば、まず命を犠牲にして耕作民を守る者達、武装した支配者階級が成立するものであり、また、その領地を巡って争う事が繰り返される。 中国においては主要な栽培作物が小麦であり、それを黄土台地に穴を掘って放り込んでおけば5年は兵糧=価値保存が出来たため、春秋戦国時代には南方の国を常に圧倒し、ついには鉄の武器を主戦力とする秦が統一を果たした。 日本においても中国にように戦国時代に鉄砲伝来を機会として貿易で利潤を得た織田家が野武士などを雇い常に相手の3倍の兵力で圧倒している。 だが、この時代に入る前の室町期は実は日本人の典型を産みだした時代でもあるとも思っている。 応仁の乱に端を発し、大阪夏の陣で終わるこの時期は多くの日本人の典型を産みだしている。 何より、治安維持の組織がなく、天皇家も存在していたか怪しい程であり、剣豪なるものが諸国を巡り、農民は足軽と同義であり、野武士達は勝てる方に勝手に陣借りし、倭寇は行き当たりばったりで貿易し、採算が合わなければスペインの軍船までも襲った。 このような連中がやがて大名となり、秀吉の大阪城で宴を開いて唯で済む訳がない。 大阪城天守閣には手洗いなどないから、戦国生き残りの荒大名共は天守閣から放尿、大便など平気でしていた。 とても信長の前では出来ないことだったろうが、秀吉のこのいい加減さが天下を取り敢えず与えてやる、という事になったのだろう。 話はそれたが、江戸期以降、朝鮮半島経由で問題のある思想が日本にもたらせれた。 それが、朝鮮王朝によって捻じ曲げられた「朱子学」である。 これが、入ってきたことで、武士のアルバイトであった、寺子屋のメインテーマになったことで、従来の日本の戦国武者が持っていた、命を懸けて自分勝手に進退するというはなはだふてぶてしい思想を侍サラリーマン忠義道にしてしまった。 そもそもお家のために切腹するなどかつての武者からすれば噴飯ものだろうが、あろうことか儀式化されてしまうとは、儒教の創始者の孔子もビックリだろう。  時代は下って日本とロシアの戦争、日露戦争に触れるが、この時点での日本の人口は3000万人に過ぎない。

実は戦国時代末期と変わっていない。 つまりロシアからの防衛のために帝国主義の道をあゆみ、日英同盟で後ろ盾を得て初めて開戦を決意した。 帝政ロシア最後の皇帝、ニコライ二世は朝鮮独立を認める勅諭を極東総督アレクセーエフにだしたが、憤激したアレクセーエフにより金庫にしまわれてしまい、結局、日本側の宣戦布告により戦争が勃発した悲劇である。 日本は結局この戦争で6対4ぐらいまでしがみついて、アメリカのルーズベルト大統領の仲介で戦争終結に持ち込んだが、五つのミスを犯した。

1.戦時体制のまま、国内統治を進めたこと 2.レーニンの率いる赤軍を養成してしまい、そのあとの始末を怠った事 3.アメリカに借りを造ったこと 4.朝鮮を独立させなかった事 5.戦争の実態を知らない国民が騒ぎを起こし、非難を政府に集中し右傾化したこと このことはやがて日中戦争になるにつれて、人口が1億人を超え、アメリカからオイルの輸入を差し止められた際、爆発し政府どころか新聞、国民までもが戦争初期の戦果に酔いしれ、歯止めがなくなっていく。 そして、原爆を落され、ヤルタの密約により日ソ中立条約を破られ、敗者に堕ちたが、すぐソ連と中国との反共の砦として、中東におけるイスラエルと同じ立場に過ぎない事は先刻承知だろう。 冷戦が終了してもなお、その立場を維持しているのは、ひとえに中国の監視役である必要であるために過ぎない。 最初に日本人の民度についてだが、簡単に言えばみなの目が気になって行為に出来ない、というのが実際のところで、地位、名誉があればなおおさら抑圧され、皆がいないところでは秘密の性癖となって発露していることは明らかだ。  最近ではそれすら感じない人物も多く、逆に快感すら感じる人物がいる事も不定しない。