今日、北朝鮮がウラン濃縮停止、核実験、長距離ミサイル発射を一時停止しIAEA査察を受け入れると発表した。
その、見返りとしてアメリカ政府は24万トンの食糧支援の意向を伝えているが、北朝鮮は増量を望んでおり、近くアメリカと北朝鮮2か国間での協議も行う。

昨年、金正日主席が中国を列車訪問し、食糧支援協議を行ったが、思ったような回答を得られず、失望し帰国の途中、死亡してしまった経緯があるだけに、食料問題は北朝鮮にとってまず解決せねばならぬ問題であった。

... 金正恩体制に移行後、長年の無理な土地耕作と異常気象に祟られ、北朝鮮では軍にも食料が滞るような事態となっており、将軍クラスといえども激瘦せでテレビに映し出されているのは皆さんも御承知の通り。

軍部に動揺が走ればクーデターもありえる。当然、現行の指導者層は「泣き」を入れざるを得ず、とにかく軍部と人民の動揺を押さえるために追いつめられている事を示している。

現在、アメリカはイラン問題にかかりつけであるが、2正面作戦が不可能、という訳ではない。
アメリカの幕僚統括本部やCIAなどは様々なシナリオを描いているだろうが、少なくとも北朝鮮に関しては”ソフトランディング”路線を今まで通り続けるつもりだろう。北朝鮮軍に「暴発」してもらっては困るのだ。

なぜなら、多くの韓国の民間人避難民の対処のリスクが生じるため、かつての朝鮮戦争の「朝鮮半島全て戦場」状態、全員ゲリラ状態を避けたいという考えが見て取れる。

当然、このシナリオで、多くの食料支援を得られれば「偉大なる若き指導者金正恩将軍の前にアメリカは膝を屈した!」と国内に放送されるだろう。