局所泡(きょくしょあわ、Local bubble)は、銀河系のオリオン腕の星間物質にある空洞で、その直径は最低でも300~400光年あり、中性水素の密度は、銀河系で約1立方センチメートルあたり0.5原子ですが、その約1/10です。局所泡の高温の散乱ガスからはX線が放射されています。

ローカル・バブルとも呼ばれています。

太陽系は300万年前から、局所泡にお邪魔しており、現在の太陽系の位置は、泡の中でも濃密な領域である局所恒星間雲あるいは局所けばと呼ばれる範囲にあります。局所恒星間雲は、局所泡とループ第一泡の接する位置に形成されており、局所恒星間雲のガスの密度は、1立方センチメートルあたり約0.1原子ぐらいと計算されています。

天文学者は、あらかた、局所泡は、百万年か、あるいは数十万年前に、近くの超新星が、局所星間物質のガスと塵を押しやり、熱と低密度の物質を残すことで形成したと考えています。この超新星の名残の最有力候補は、ふたご座のゲミンガ(en: Geminga)と呼ばれる中性子星です。ゲミンガは今から36万年前、太陽系の50~100光年付近で超新星爆発を起こし、おそらく何十年と太陽より昼夜関係なく輝いたと思われます。もちろん地球を守っている太陽が出している太陽風など微塵もなく吹き飛ばされたに違いありません。α線・β線・γ線などの有害放射線が容赦なく照り付け、地上は突然変異した動植物の群れに覆われたでしょう。現在ゲミンガは300後年先を猛スピードで太陽系から遠ざかりつつあります。

局所泡は、球ではなく、銀河面(en:Galactic plane)に細く見え、いくらか卵形あるいは楕円形であり、銀河面の上下に幅広く、砂時計のような形であると考えれれています。

局所泡は他のより密度の低い星間物質の泡、とりわけループ第一泡と境を接しており、ループ第一泡は、超新星とさそり=ケンタウルス・アソシエーション(en:Scorpius-Centaurus Association)の恒星風により形成されており、太陽から500光年の位置にあります。局所泡と接しているその他の泡にループ第二泡ループ第三泡があります。

重要なのはローカルバブル内は電磁気の嵐であり、なおかつ50万度kに達する高温ガスに満たされていることです。          我々の太陽系はさそりアンタレス=ケンタウロスαせ星・アソシエーションから吹き付けるガスの奔流に5000年前から突入しており、抜け出るには後5000年かかると言われています。 現在世界中で人類が居住可能な岩石型惑星系をケプラー宇宙望遠鏡が1270個ほどピックアップしていますがいずれも200光年以内であり、50万度kのガス温度、ロールバブル内部の電磁気嵐、ガスの奔流を乗り越えられない限り、地球に依存せねばならぬか、あるいはコロニーでも宇宙に建設しなければ人類の第2の故郷=セカンド・エルサレムへ到達するのは至難の業でしょう。