読み物としての英文法書 | 読めて聴ける英語(ブログ版)

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文法書は、辞書的に使うことが多いですが、読み物としても重宝します。

なかでも気に入っているのが、"表現のための実践ロイヤル英文法"です。





この本のもととなった『ロイヤル英文法―徹底例解』も持ってたのですが、あえてこの本を買ったのは、著者に"日本人の英語 (岩波新書)の著者マーク・ピーターセン氏が加わったからです。


"


英文法の解説に英語のネィティブスピーカーの視点が加わっているところが最大の魅力です。

例えば、この本には、"might as well ~の正しい意味"という解説があります。

少しだけ引用させて頂きます。


≪ここから引用≫ →  

might as well~を「したほうがいい」と教わって誤解させられている日本人が少なくないようだが、この英語の意味は、本当はだいぶ違う。たとえば、人を2時間待っても来ないときに、「もうこれ以上待っていても、しょうがないだろう。あいつ、どうせ来ないから、帰ろうか」といったあきめらの気持ちを表すには、"We might as well go back home."がぴったりの表現である。だが、これは、「帰ったほうがいい」という意味ではなく、~中略~ 「帰るほう」と「帰らないほう」とを比べて、どちらにしても相手が来ないという結果は同じだから、「帰っても特に損はしないだろう」という意味になるのである。        
                      ← ≪引用終わり≫



本書では、このような解説を"Helpful Hint"と題して、128個も扱っています。

これが結構為になります。

どうしても、学校で教わってきた英文法が頭にこびりついているので、この手の解説を読むと目から鱗状態になることも多いです。


その点では、易しい英語で書かれた英語文法書のベストセラー"English Grammar in Use"も同様です。


今回紹介した文法書

→ 表現のための実践ロイヤル英文法(例文暗記CD付き)

現在は、CD付きが発売になってます。


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