株式会社スポーツコミュニケーションズの記事です。

 

アイスリンク仙台と 羽生選手 に関する記事です。

 

 

羽生結弦を旅する 〜仙台で出会った「未来の星」たち〜 

文・写真/大木雄貴
 

 

 

《途中から》

 

 

それから6年。3月8日に宮城県利府町で行なわれた「羽生結弦 notte stellata(ノッテステラータ)2024」初日公演を取材した。公演後の囲み会見で、テレビクルーのひとりが「宮城の後輩スケーターへの思いは?」と問うと、羽生はこう答えた。

 

「自分が納得できるクオリティーのスケートができているうちは正直、自分に集中しているだけで精いっぱい」

 

 そして、続けた。

「僕自身が仙台からオリンピックに出場した偉大な先輩たちに憧れたように、僕なんかを見て、仙台からオリンピック出場やオリンピックでの優勝を目指して頑張ってくれる子が少しでも増えてくれたらいいなと思います。そのためにも、まずは格好いい姿を見せたいなと思っています」

 

 

アイスリンク仙台の子どもたち

 

アスリートである以上、自分のパフォーマンスに集中するのは当然だ。あえて言えば、自分の「格好いい姿」を見せることが、後進たちの成長につながる、と彼は考えている。

 

 羽生はワンマンショーを何度も成功させている。ショーに注ぐエネルギーの質と量については「1日1回滑ればよかった時より、今の方が(心肺機能など)アスリートとしての能力は上がっていると思います。出っ放しなので(笑)」と語っている。

 

 

(続く)

 

 

木下さんの最後の言葉が素敵ですね

素適な記事です。