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羽生結弦さんが九州初の単独公演で熱演2時間半「全力の姿を魂を削りながらでも表現したい」 能登半島被災者にも寄り添う

 

こちらもお写真3枚掲載されています。

 

《抜粋》

 

華やかステージを終え、

「みなさんの前で滑れて本当に幸せ」と充実感を漂わせた。

 

 

 

トークセッションでは最近、周囲の人に「そんなに命を削りながら頑張らなくてもいいんじゃない?」と言われたことを明かした。ファンからもSNSなどを通じて心配の声をかけられるという。自身でも、1人で長時間滑り続ける単独ツアーについて「大変で、ひいひい言っている」と舞台裏を語る。それでも、羽生さんは「どうしても、削って頑張らないと納得いかない」と言い切る。

 

 「今は、この全力の姿を、魂を削りながらでも表現したい」

 

世界情勢は不安定で、2024年は元日から能登半島地震が発生するなど日本でも暗いニュースが相次ぐ。東日本大震災を経験した羽生さんは「世の中は今、本当に大変で、能登半島のこともそうですし、いまだに世界情勢がよくなくて…。いろんなことで、個人のことでも悩んでいることもきっとあると思います」と苦悩の淵にいる人々に寄り添う。この日の演技には「ちょっとだけでも、仮想の元気でも、みなさんに楽しんでいただけるように」との祈りを込めた。

 

 

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【羽生結弦さん12日公演後のコメント全文】

 

 

―新年初、九州初のツアーを終えての感想。

「とにかく、みなさんの前で滑れて本当に幸せだなっていうのと、このアイスストーリーという枠組み自体が、本当に、みなさんにいろんなことを、物語として伝えていきたいなって思っているのと、あとは、その物語の中にある生物の、スケートっていうものを、その物語と一緒に楽しんでいただけたらいいなという思いで作り上げているものです。そういった意味で、なんか本当にみなさんそれぞれの感じ方で、あの、感じていただけたらうれしいなって思って滑りました」

 

―佐賀県のイメージは。

「九州自体があまり来たことがなくて、この季節、でも、たぶん今ちょうどだったのかもしれないですけど、思ってるよりもとてもあったかくて、1月なんですけど、こんなにあったかいんだなっていうのと、街の雰囲気とかもすごくアットホームな感じがしてて、車で会場に行くときも、風景を見ながら、すごく落ち着いた空気を感じていました」

 

 

―あらためて佐賀のみなさんに、このアイスストーリーを通して伝えたいメッセージは。

「最後のエピローグのところにあるんですけど、本当に、歩みを止めない限りは、明日はやってくるんで、だから、明日に向かって進みたくない時もあるかもしれないですけど、僕自身も3・11の時にそういう風に感じたので、ぜひぜひ皆さんがちょっとでもこのストーリーを通して、希望に向かって歩いていこうって、明日も頑張っていこうって思ってもらえたら、うれしいなと思います」

 

 

 

ふんわりウイング佐賀新聞

羽生結弦さん、SAGAアリーナでアイスショー 国内外から5500人、拍手と歓声

樋口絢乃

 

 

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