大地真央(11)2つの故郷を襲った大震災

 

 

 

 

《抜粋》

 

《その大切な故郷や、宝塚を含む兵庫県南部を襲ったのが平成7年の阪神淡路大震災だった》

 

テレビに映る現地の様子にいても立ってもいられず、震災から11日目の1月27日、僅かですがお見舞金を持って、飛行機と電車を乗り継いで一番に宝塚に行きました。阪急宝塚駅前から宝塚大劇場に続く「花のみち」が大きくひび割れ、通いなれた沿道の飲食店やお土産屋さんの大半が被災されていました。なじみのお店の人たちが「真央ちゃん」と声をかけてくださいましたが、信じられない風景にただただ、涙が止まりません。大劇場の機材も壁も崩れ、小林一三(いちぞう)先生(宝塚歌劇団創始者)の銅像も壊れて撤収されていました。

 

《震災の2年前、建て替えられたばかりだった大劇場の被害は大きく、公演は2カ月半、中止された》

 

東京在住の宝塚OGが結集し、震災発生の翌2月18日、被災者救援のためのチャリティーコンサート「宝塚へ-とどけ愛の唄声」に私も出演しました。鳳蘭(おおとり・らん)さんや安奈淳さん、麻実れいさんら歴代トップスターが手弁当で出演し、最後は客席と一緒に「すみれの花咲く頃」の大合唱です。この日だけで2400万円の義援金が集まり、被災地にお届けできました。

 

実家はおかげさまで、人的被害はなく、何カ所か破損しただけで済みました。何か私にできることはないかと、3月に淡路島の北淡町(現淡路市)と一宮町(同)に設けられた避難所に、お見舞いに行きました。大変な状況の中、そっと話しかけると涙をこぼし手を合わせて喜んでくださる方もいらして、私が励まされたほどです。

 

そんな経験もあったので平成23年4月、20年間演じ続けた「マイ・フェア・レディ」のイライザ役に対し、第36回菊田一夫演劇賞特別賞を頂きましたが、賞金は全額、前月発生した東日本大震災の被災地に、義援金として日本赤十字を通じお届けしました。

 

 

 

オッドアイ猫志が同じ思いの方みたいです

 

 

 

 

今年、50周年イヤーなのですね

(しゅごい!)

 

先日まで行われていた公演

#PUREGOLD#大地真央 50周年記念コンサート〜』