スイッチインタビュー
スイッチインタビューを見てから
KinKi Kids堂本光一<一問一答③> 羽生結弦さんの言葉には生き方の提示みたいなものが…
一問一答を再読
ファンがTVを見て、感じた事を
羽生さんも、光一さんと話して、感じられたのかな
と、、、
以前、ブログに掲載したのでですが、再掲載。
羽生結弦さん
――最後に視聴者の方々にメッセージを。
「光一さんだからこそ、聞いていただけたこともあるし、僕は光一さんだからこそ話すことができた、打ち明けたこともあったと思います。違う場所にいる人間で、全然違う立場で時代もちょっと違うけれど、わかりあえた人間同士の会話を聞いていただけたらうれしいです。」
《途中から抜粋》
堂本光一さん
――最後に視聴者の方々にメッセージを。
「フィギュアスケートのファンの皆さんからするともしかしたら、何て失礼なことを聞くんだとか、あるかもしれなくて、ちょっとビクビクしている自分もいます。でもその辺もちょっと抜きにして、何か羽生さんの持っている、考えている部分っていうのが少しでもお聞きできるといいなと思いながらお話しさせてもらいました。フィギュアスケートのファンの皆さんはもちろんのこと、自分のファンの皆さんもそうですし、それこそ全然お互いのファンじゃない方も、何か一つの生き方の提示みたいなものが、羽生さんから一つ一つの言葉に表れていた気がします。そこから受け取ってもらえるエールっていうのがたくさんあったんじゃないかという気がする。僕のことは置いといて、たくさんの方にご覧いただきたいです」
羽生結弦さんの一問一答
――堂本光一さんからのインタビューを受けて、いかがですか。
「光一さんの方から、20代の頃の自分と似ているようなことを言っていただけたのは凄くうれしかったです。これから自分も年を重ねていくにあたって光一さんのようにかっこいい男性になれたらいいなと、また強く思いました」
――かなり意気投合して見えましたが。
「初めてお会いしているんですけど、お互いに腹の内が見えるというか、何となくこういう人生歩んできたなみたいなものがお互いに共通点として感じられるような感覚がありました」
――ウオーミングアップから見学してもらった意図は?
「フィギュアスケートって、氷上で跳んでいるイメージや、回っているイメージがあると思うのですが、そこに行くにあたって、どれだけ体をつくり上げてから行くのかを見ていただきたかったんです。フィギュアスケートというか、羽生結弦を見るときの感覚も何か変わるかなと思って見ていただきました」
――「パリの散歩道」など、代表的なプログラムも練習されていたし、高難度のジャンプも盛り込まれていました。
「自分のルーティンとして、昨日は結構強度高めの練習を組んでいた中に、たまたま含まれていました。(ジャンプも)ほぼ4回転か3回半でした」
――ウオーミングアップから1時間、練習というより見事なパフォーマンスを見せてもらいました。あのような練習を普段からされているのでしょうか。
「そうですね。昨日は週2回のペースで行う、瞬発力を鍛える練習でした」
――対談で堂本さんならではの質問、着眼点と思ったものはありましたか。
「(動きを)止めるときの難しさをお話しされていて、パフォーマンスをやっている人じゃないと分からないところだなと思いました。普段は“こんなにも4回転バンバン跳ぶんですね”“プロに転向して、競技会のスケーターではないのにこんなにジャンプを跳んで凄いね”という感想を頂くことが多いです。光一さんからは“練習が終盤になるにつれて体が動いていく”とか“疲れてきたときだからこそ出てくるかっこよさがある”と言っていただいた。光一さんならではの視点かなと思います。限界まで追い込み続けている人間同士の共鳴みたいな感じですかね」
――羽生さんから見ての光一さんとの共通点は?
「恐れ多いですが、割と完璧主義者なところは似ているかなと思います。何をするにしても、完璧にこなしたい、理想通りにしたいという思い。理想というものが常に自分の前にあるという感覚が凄く似ているなと思いました」
――理想を達成しても、また追いかけていく感じ?
「理想と一定の距離感が常にあって、理想に近づくということがあまりなく、常に何かを求めてやっては、もう既にその次の理想が遠くにある。その感覚は光一さんと近いのかなと思いました。あと自分でいろんなタスクをこなしているところ。演技はもちろん、演出、歌、照明、脚本しかり。全てにおいて自分一人で考えきれてしまう。それをまとめる役割も似ているのかなと思いました」
――テレビで見ていたときと印象の変化はありましたか?
「光一さんはそれこそ隙がなくて、基本的に何でもこなせる方ですし、何をやっていても失敗する姿が見当たらない。そういうイメージがありました。それが今日お話しさせていただいたときに、凄く生身の人間なんだなと感じました」
――理想を追い求める方同士だからこその共通の悩みはあるのでしょうか。
「自分でできてしまうからこそのつらさ。離れていってしまう人が多くいるだろうというところ。自分がそういうタイプだったので、割と想像しやすかった。だから“こう思っているんですけど”とぽろぽろ言い始めたら、本当にお悩み相談みたいになったと思いました。やっぱり人生の時間としての経験が長い分、そして舞台を踏んでいる数が、1950回以上。それほど『Endless SHOCK』に関して、(上演回数を)積まれているので、やっぱり経験値の差があまりにも違いすぎる。あとはそこから得られる知見とか。もちろんその体力の使い方も全然違うので、比較はできないんですけど、そこから得られている経験、知識は僕もたくさん参考にさせていただいて、これから自分のショーやプログラムに向き合っていきたいです」
――光一さんから羽生さんへのインタビューコーナーを終え、これから羽生さんが光一さんにインタビューする番です。普段なかなかインタビューをする機会はないですよね?
「確かにないですね。後輩に話を振ることはありますが、インタビューでは基本的にずっと答える側ですね」
――光一さんに聞きたいことは?
「演技についてこだわりが強すぎて、完璧にしたいからこそ、隙のある自分を消してしまったり、メンタルのケアがおろそかになってきたりすることがある。光一さんがどうバランスを取っておられるのか、気になりますね」
――それでまたご自身のパフォーマンスにも生かしていくのでしょうか。
「やり続けていて、結局何のためにやっているか分からなくなる、という話をしました。分からなくなるけど結局やるんですよね、と。そして見てくださる方の期待に応えたい。応えられなければやめればいい。そんな感情をお互い分かり合えた。自分一人じゃなかったと思えました」
――いつか「Endless SHOCK」を生で見てみたいですか?
「見たいですね!やっとコロナ禍の制限が緩和されてきて有観客でのフライングも解禁され始めた。僕が見ているのは20周年の時の映像版のものなので歓声や拍手がないんです。実際その拍手と歓声がある中でどういう雰囲気になるのかも含めて、いつか生で楽しみたいなと思いましたね。時間をつくることができれば行きたいです。練習がなかなかやめられないのでなかなか難しいですけど、ぜひ勉強に行かせていただきたいです」
――最後に視聴者の方々にメッセージを。
「光一さんだからこそ、聞いていただけたこともあるし、僕は光一さんだからこそ話すことができた、打ち明けたこともあったと思います。違う場所にいる人間で、全然違う立場で時代もちょっと違うけれど、わかりあえた人間同士の会話を聞いていただけたらうれしいです。」