フィギュアスケートの世界選手権第2日は26日、上海で行われ、女子ショートプログラム(SP)で全日本選手権優勝の17歳、宮原知子(大阪・関大高)が自己ベストの67.02点で3位につけた。

 5大会連続出場で初の表彰台を目指す20歳の村上佳菜子(中京大)は65.48点で4位、全日本2位の18歳、本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)は自己ベストの62.17点で5位となり、24選手による28日のフリーに進んだ。


 グランプリ・ファイナルとの2冠を狙う18歳のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、世界歴代3位の77.62点で首位に立った。16歳のエレーナ・ラジオノワ(ロシア)が69.51点で2位だった。


 ◆宮原知子(女子SP3位)「すごくジャンプが良かったので、気持ちよく滑れた。想像したより高い点数が出てうれしい。調子が良くてSPも良かった。このままフリーも頑張って、思い出に残る楽しい試合になればいい」


 ◆村上佳菜子(女子SP4位)「いい点が出て、すごくうれしかった。(涙は)ほっとしたのとうれしさであふれ出た。気持ちを込めて表現でき、演技後は気持ち良かった。メンタルが強くなった」


 ◆本郷理華(女子SP5位)「自己ベストを更新できてうれしかった。最初は少し緊張してスピードが出ていなかったが、演技後半は思い切りできた。フリーも練習してきたことを出し切りたい」(共同)




<世界フィギュア>女子最年長の村上佳菜子 見せた涙の底力

毎日新聞 3月26日(木)20時34分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150326-00000088-mai-spo


 ◇演技構成点は5項目とも7点台

 【上海(中国)福田智沙】表情は3カ月前とは全く逆だった。26日行われたフィギュアスケートの世界選手権、女子ショートプログラム(SP)。村上佳菜子(中京大)は今季自己最高の高得点を確認すると山田コーチと抱き合い、うれし涙を流した。「いい点数を出してもらえてホッとしたのと、うれしい気持ちがあふれ出てきた」と笑った。


「オペラ座の怪人」の曲に乗って冒頭の連続3回転トーループを着氷すると、勢いに乗り「最初から最後まで気持ちを込めて滑ることができた」。演技後は笑顔がはじけ、ガッツポーズを繰り返した。懸念していたジャンプの回転不足はなく、ステップ、スピンもすべて最高のレベル4。演技構成点は5項目とも7点台をそろえた。

 昨年12月の全日本選手権はSPで完璧に演じたつもりが得点は伸びず、ぼうぜん。「演技が良くても点数がすごくダメというのを経験して、トラウマになっていた」。今回は自身の手応え通りの評価を得て、見事に挽回した。

 「すごく苦しいところから思いっきり演技できたのは少し(精神面が)強くなったかな」。日本の女子3人の中で最年長。下の世代の突き上げに遭っていた20歳の底力が見えた。


【世界フィギュア】女子SPで演技を終え、山田コーチと抱き合って涙を流しながら喜ぶ村上佳菜子=上海で26日、AP


日本女子3人は共に 世界選手権という大舞台で


自己ベスト更新というとこが凄いです。


私的には かなこスマイルが見れて うれしかった音譜


全日本のことがあったので


得点が出るまでドキドキでした